【失敗談】成人式や結婚式…! 一生に一度のハレの日に起こしてしまったとんでもないミス10選
忘れ物がないように準備していたのに…! 成人式当日、スタッフの確認ミスで事件が…(27歳/女性)
私の店では毎年、20人ほどの成人式の着付けをおこなっています。お店の着付けルームで同時に施術できるのは3人まで。時間も決まっているので、20人をこなすには、かなりハイペースで仕事をしなければなりません。そのため、ヘアセットが終わってから着付けをされる方や、着付けを先に済ませてからヘアセットをされる方など、時間や工程を工夫して営業します。そうして店内を目まぐるしく人が行き来するため、忘れ物がないよう荷物や脱いでもらった靴、服は、あらかじめスタッフがビニール袋に入れ、帰りは袋ごとお渡しするなど効率化を図っていました。
お帰りの際にお客さまは着付けで身動きが取りづらく、着付けたスタイリストと一緒に記念写真を撮ることも多いため、荷物は車で迎えにくる親御さんにお渡しし、お客さまが荷物の中身を確認することはほとんどありません。
あるとき、数時間前に帰ったお客さまから「荷物や靴が自分の物ではない」との電話があり、スタッフみんな青ざめました。数人のお客さまの荷物を間違えて渡してしまっていたのです。しかも1人のお客さまの貴重品がなくなり大問題に発展…。お客さま全員に連絡し、貴重品が間違って入っていないか聞いてまわりましたが出てくることはありませんでした。
一生に一度の成人式という晴れ舞台を気持ちよく終わらせてあげることができず大反省です。それからみんなで話し合いをして、貴重品は預からずに鍵付きのロッカーに入れてもらい、服や靴は、お客さまの名前を事前に書いた袋を用意することで、翌年からは同じ問題が発生しないように努めています。
慣れた着付けに自信満々! 当日迎えたまさかの修羅場…(30歳/女性)
ある日、七五三のお参りに行くお子さまの着付け予約が入りました。成人式で着付けに慣れていた私は、特に問題はないだろうと練習をせずに当日を迎えてしまったのです。当日お客さまが持ってきた帯は、やったことのない作り帯。それに加えてその子は体も細く、動くたびに崩れていってしまいました。
どうにか騙し騙し着付けて時間に間に合わせ、お会計を済ませてお見送り。しかし、1時間後、「お参りに行く途中で着物がはだけてしまった」というクレームの電話が鳴りました。「すぐにやり直して!」と言われましたが、その時間はすでに違うお客さまの予約入っていたため、どうしようと思い困っていると、「もう他の店でやるからいい!」と怒って電話を切られてしまいました。
その後カルテを見て電話で謝罪。菓子折を持って家まで謝りに行き、着付け代を返金しました。私にとっては着付けやヘアセットは業務のひとつであり、特別という感覚はそこまでなかったのですが、本人からしたら一生に一度の晴れ舞台。自分のやってしまったことの無責任さを反省し、それからは同じ失敗をしないように練習しています。
>最後まで着物を綺麗に着られるように、と着付けしていた美容師が起こしてしまった悲劇とは?