大切な夢すぎて「お店やりたい」って言えなかったの! -ヘアメイクアーティストおぐねぇ-×MODEK’sのコラボレーション美容室“green STUDIO BEAUTY & WELLNESS”がオープン-

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南堀江の60坪に僕の夢がぎゅぎゅぎゅっと詰まってる

 

大阪の美容室では、「セット」にこだわりたいと思っています。今って髪を乾かしてくるくるってコテ巻いてそれでお終いにしているでしょ。それじゃダメで、丁寧にブローして髪の艶を出して、編みカーラーを使ってセットして、見た人の「あら素敵なセットね」ってクチコミで広がっていくようにしたいんです。

 

編みカーラーっていうとオバちゃんのイメージがあるもしれないけど、ハリウッド女優やトップモデルはステージ裏で編みカーラーを巻いているの。そっちのほうが新しいし、可愛いんです。

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もう一つ大事なのは「一歩、奥に踏み込む提案」。お店のドレッサーに最新の口紅などのコスメがズラッと並んでいるんです。それが全部、自由に使えるの。せっかく新しい髪型にするんなら、顔も口紅も新しくしたほうが楽しいでしょ? 鏡を見る時間も大事だしね 髪型だけじゃなく、メイクや美容家電、ライフスタイルまで踏み込んでアドバイスできる店にしたいです。

 

あとはね、昼間からゲイに会える場所って意外とないじゃない? そういう意味でも貴重なお店になれるかも。男女比は半々でスタートするけど、ゲイの子がカミングアウトして、これまで抑えていた自分をここで解放してもらうのもいいと思う。もし、今の職場で、心に影を抱えたまま働いているゲイの子いたら、「ウチに来てキャラ出しちゃいなよ!」って言ってあげたいもん。ちなみに、183㎝のイケメンのゲイの子にレセプションを任せています。僕が夜の街でスカウトしてきました(笑)。

 

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お店の広さは60坪で、そんなに巨大ではないけれど、そこに何十年も温めてきた僕の夢が、ぎゅぎゅぎゅっと詰まっています。「キレイになりたい」「元気になりたい」っていう人は、ぜひ遊びにきてくださいね!

 

 

<おぐねぇーからの応援メッセージ>

 

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本当に才能があっても、旬がすぎたら腐っちゃう

 

ヘアメイク業界は今、ある意味スター不在の時代だと思っています。美容関係の人数が減っているんだから、ちょっと頑張れば、ぽーんって競争の中に入れるのに、ガツガツいかない子ばっかりでもったいないなーって感じちゃいますね。もうホント、今動かないでいつ動くのよって感じ。

 

自分はやれるって思うんなら、どんどん作品を作って目立ったほうがいいですよ。今なんて、FacebookとかInstagramでアップロードし放題。それを見た人から評価してもらうこともできるんだから、やらない意味がないですよね。徹底的にこだわって自己表現しまくっていたら、ストレスがたまるヒマもないと思うな。

 

それにイメージを溜めてばっかりいると、新しいものが入ってこなくなっちゃう。作品を送り出してデトックスしなきゃ。人の才能には旬があるから、モタモタしている間に腐っちゃうこともあるんですよ。「あのときやっていればよかった」と後悔しないために、今できることを、今すぐに始めてみましょうよ!

 

 

プロフィール
おぐねぇー(小椋ケンイチ)

500名の女優、モデル、タレントのメイクを手掛けてきた、人気ヘアメイクアップアーティスト。「メイクを通じて人を幸せにしたい」という思いで、一般向けの講演やイベントでトレンドのメイクを実演し、メイクアドバイスを積極的に行うなど、「美」の普及に努めている。

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

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