植物の力でお客さま&スタッフも元気に! グリーンで癒しを提供する美容室3店舗に注目
−施術に植物を用いることの効果は、どのようなものでしょうか。
ぼくたちが目指しているのは、アーユルヴェーダの手法を用いて、体の中に溜まったものを外に出して、その人が本来もつ美しさを引き出すことです。植物をシャンプーやトリートメント、カラーリング、足湯やハーブティーなどで取り入れることによって、体の中に滞っているものを柔らかくして動きやすくし、外に出していけるような調合や施術をしています。
お客さまにはそうした目的をお伝えしていないのですが、体感を通して、それぞれのタイミングで自然に気づいていかれるのが、一番いいのかなと思っています。ケミカルなものが常に髪についている状態から、植物が髪についている状態で生活してみると、体も心も変化していくと思います。
−植物を使うことで、心への影響もあるものでしょうか。
それは大きいと思います。心と体はつながっています。体が変われば心も変わるし、心が変われば体も変わっていく。どちらが先かという話だと思います。人によっては、それまでにつくった心の中の壁が壊れていくこともあります。壁の種類はそれぞれですが、たとえば、心に「自分を認められない」という壁をもった方なら、植物によっていい感じに緩められ、あるがままの自分を受け入れることができるようになっていくようです。
植物の力って、本当にすごいです。ぼくらの体や心は食べた物でできていて、何を食べるかによって変化します。ケミカルなものを食べてできた体や心と、自然にある植物を食べてできた体と心とでは、まったく違う自分ができていく。それと同じように、髪に何を用いるかによって、体と心はまったく別のものになると思うのです。
>植物を使ってお客さまに伝えたいこととは、どのようなことでしょうか。