目指すは、グリーンのあるおしゃれサロン! 雰囲気別おすすめ観葉植物&お世話の仕方
グリーンのお世話、サロンならではの重要ポイント
迎え入れたいグリーンが決まったら気になるのがお世話のこと。グリーンとの付き合い方を教えてもらいます。
植物を選ぶときのポイントは?
サロンの環境にあった植物を選ぶのが一番です。一番気をつけたいのは日当たり。直射日光が苦手な植物もあれば、日陰でも丈夫に育つ植物もあります。サロン内のどこに置きたいかによって日当たりも変わるので、選ぶときにはどこに置くかもイメージしながらお店で相談してみてください。
丈夫な植物がほしいです!
バキラやユッカなど中南米の植物は乾燥に強く、丈夫なので人気です。また最近人気の吊り下げ系で販売されている植物や、エアプランツも管理しやすいものが多いですよ。また大きい木は迎え入れるのに勇気がいると思いますが、大きい木と小さい木は人でいえば大人と子どものようなもの。実は小さいものよりも丈夫で管理もしやすいですよ。
水はどのタイミングであげたらいいですか?
植物の特性にもよりますが、一般的には表面の土が乾いたらあげてください。暖かい日の午前中にあげるのがよいとされています。また受け皿に水がたまったままにするのはNG。根っこが呼吸できなくなり、根腐れの原因になってしまいます。鉢が重くて持ち上がらないときには、雑巾などでたまった水を吸いとってください。
乾燥しがちなサロンでの対策は?
夏も冬もエアコンがついているサロンでは、葉っぱが乾燥してしまいがち。水やりとは別に葉っぱには毎日、霧吹きをして潤わせてあげましょう。霧吹きは表、裏両方から。たまったほこりを流し、虫がつく予防にもなります。また植物にとっては空気の流れが大切なので、営業時間外に換気をしてあげることも大切です。
肥料はあげたほうがいいですか?
あげてください。あげるタイミングは置き肥で4月〜6月に数回、秋の涼しくなってからが1回。真夏は暑さで人が疲れるように植物も弱りやすく、冬は冬眠に近い状態になるので肥料は控えます。液肥は即効性があるが、効果が切れるのも早いビタミン剤のようなもの。置き肥は緩効性でゆっくりと長く効いてくれます。
長期お休みのときは?
閉めきったサロンの中に置き去りにしてしまうと植物が弱ってしまいます。風通しがよく、直射日光が当たらない軒下など、外に置いていったほうがいいでしょう。またお水はたっぷりあげていってくださいね。
もしも虫がついちゃったら?
毎日の霧吹きのときに見つけてあげることが一番ですが、既にたくさん虫がついてしまっていたらシャワーで流して、虫用の薬をあげてください。ちなみに葉っぱの真下の床がテカテカしているようなら、それは虫の排泄物のせいかもしれません。要チェックです。
「今回お伝えしたような基本的なポイントと、植物の特性を理解してあげれば、植物の管理はそれほど難しいことではありません。サロンの中でも元気に育っていってくれると思います。あとはちょっとした気遣いをしてあげる愛情。植物好きのスタッフの方に管理してもらえたら僕らとしてもうれしいです」(真下さん)
- プロフィール
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観葉植物専門店グリーンインテリア
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http://www.green-interior.jp/about.html
(取材・文/福田 真木子 写真/河合 信幸)