GOALDがAUBE HAIRと提携し、三密を回避! 店舗が離れてもスタッフのモチベーションを保つ、GOALD流『スタッフ人材力論』-今だからできること編-

 

昨年、オープンしスタッフそれぞれ個々としても、またチームとしても輝きを放つGOALD。その一つひとつの動きが業界の注目の的です。GOALDの立ち上げからここまで、スタッフをどのように育て、それぞれの現在の活躍につながっているのかをプロデューサーの米田星慧さん、副店長の佐藤拓弥さんにお伺いするこの企画。

 

本編では、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止対策によりソーシャルディスタンスを保ちながら営業を続ける策として業務委託サロンAUBE HAIRと提携するに至った経緯、そして大成功を収めたクラウドファンディングについて伺いました。

 


 

非常事態の今だからこそ、美容師として普段からの”人間性”が明暗を分ける

 

 

ー新型コロナウィルス感染症感染拡大防止対策を受けて、GOALDさんは美容業界でもいち早く休業を決断されました。そして今回、全国に展開されている業務委託サロンAUBE HAIR さんと提携することで先んじて営業を再開されましたよね。GOALD渋谷店・名古屋店、AUBE HAIR diana横浜店・luce大宮店にスタッフが分かれての営業再開の経緯を教えていただけますか?

 

米田 まず、ソーシャルディスタンスを保ちながら営業するとなると、どのサロンもそうですが、利益が頭打ちになるのは明らかです。僕のお客さんの中にも、内定取り消しになった美容学生や美容師を辞めざる得ない人もいます。そういう人たちに対して明るい未来を提示できる何かを考えたときに、美容師が流動的に働ける仕組みを作るために中村(トメ吉)が動き始めました。

 

僕自身も横浜で働くことになり感じたのは、美容師は基本的にどこであっても活躍できるなっていうこと。そして、どこであっても活躍するために必要なことは『土台作り』だなと。礼儀もそうですし、美容師として何に重きに置いているかというスタンスを他者から見てもわかるようにしないといけないと感じました。

 

ースタッフさんは、どのような基準でそれぞれの店舗に振り分けた形になりますか?

 

米田 まず渋谷は中村(トメ吉)を中心に王道のサロンとしての役割を担えるように、名古屋は最近デビューした今井崎(知希)くんなど若手が挑戦できるような環境を作りました。大宮は上司がいないほうがのびのびとやってくれるメンバー(笑)。佐藤もそうですが、僕や中村がいると、すごく気を遣ってくれるので、この機会に自分たちの力だけで輝く実力派を大宮に配置しました。

 

逆に横浜は、落ち着いたお客さまが多い街なので、頭が切れる人を置きたかったんですよ。僕は神奈川出身なので、横浜の市場をイメージできたことはラッキーでした。

 

 

ー実際に働いてみてどうでしたか? 他店で働いてみて、発見や良さがあれば聞かせてください。

 

佐藤 こうした状況の中で、美容室に行きたいと思ったら、普段GOALDに通ってくれているお客さまでも、電車に乗らずに済む近所の美容室に行こうと考えるお客さまが大多数だと思います。

 

でも、そんな中で来てくださるっていうのは、技術に対する信頼に加えて「あの人元気かな? 会いたいな」と思ってもらえるような、人としての魅力がベースとして備わっていないと、わざわざ時間やリスクをかけて来てはもらえません。

 

だから、美容師自身の魅力を伝えることの重要性を改めて感じました。大宮に来てくれるお客さまは、本当に僕たちに”会いに来てくれている”んだ、というのを特に感じました。

 

米田 世間的には、この時期に美容室の営業再開も家から出ることも、良くないことなのかもしれません。でも、お客さまも家にずっと一人でいて不安なんですよね。予約してくださるお客さまは、GOALDに髪を切りに行けるということでワクワクしてはいると思うんですけど、来店するといつもより元気がない方が多い。

 

でも、髪を切ったあとは、すっごくリフレッシュして明るくなるんですよ。なので、改めて美容師っていうのは髪を通して心をシフトチェンジできるなっていうのを感じました。内側がどんどん変わっていくということを実感できたのがめちゃめちゃでかいです。

 

>環境や目指すものは違う美容師でも「お客さまをかっこよくしたい」というマインドは変わらない

 

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