“MIYASHITA PARKエリアで出店”“基本給は月30万円” 目の付け所が違うサロン「Gigi」はコロナ禍で加速する-間島勇大さん-
ヘアサロンだけではなくインテリア販売や不動産仲介、内装業など複数の事業を展開している「Gigi」。2020年9月には渋谷で最もアツいエリアの一つ、MIYASHITA PARKエリアで新店「Chill」をオープンさせました。基本給30万円スタート(諸条件あり)の募集要項も話題を集めています。今回は美容業界を騒がせているGigiのオーナーの間島勇大さんに、その戦略について伺いました。
どのタイミングで出店してもリスクはつきもの
―このタイミングで新店オープンを決断した理由を教えてください。
もともとは4月に別エリアで出店する予定だったんですよ。物件も決まって契約するギリギリのところで、コロナの影響もあってストップしたんです。次の展開を考えて、どうしようかなと考えていたとき、たまたま居抜きでいい物件を見つけたんですよ。それがまさに狙っていた場所で。3店舗目は少し大人っぽくなっていくエリア、渋谷のヒカリエのある宮益坂側で出したいなと思っていたんです。
新店を出したいと思ったのは、単純にスペースが足りなくなってきたからですね。コロナ対策で座席数を少なくしている影響もあるのですが、スタッフの成長やお客さまの快適性を考えたら、新しい環境をつくるしかないな、と。スタッフの安全面、生活面を考えても、常に上を目指せるサロンにしたいし、お客さまのご要望にもしっかりと応えるためには、ハコを増やすしかなかったんです。
このコロナ禍で新店舗をつくることに対して、もちろんリスクも感じていました。でも、基本的に先のことは予測できないし、どのタイミングで出してもリスクはつきものだから、今やることでスタッフやお客さまから求められているものに応えていきたいんですよね。
コロナの影響で1カ月くらい休業しているので、美容事業は赤字でした。でも、家具を扱うインテリア事業は好調だったんですよ。みんなおうちにいる時間が増えるから、模様替えなどしたくなったのだと思います。美容事業以外にも事業の柱があるから踏み出せたとも言えますね。