時代の流れに追いつけない…現役美容師が経験した「ジェネレーションギャップ」10選
お会計で偽札騒ぎ!? 新卒スタッフが目にした“存在しない紙幣”とは?(38歳/男性)
新卒のスタッフがお客さまのお会計を担当したときの話です。そのスタッフはお客さまから2,000円札を預かったらしく、その2,000円札を握り締めスタッフルームに駆け込んできたました。そして「店長! お客さまが偽札で払おうとしています!」と言ってきたんです。
私にとって2,000円札は確かに物珍しくはあるものの、存在は認知していました。しかしそのスタッフは2,000円札の存在自体を知らなかったそうで…。「それは2000年に沖縄でサミットが開かれたことを記念して作られた紙幣で…」と、どういう経緯でそのお札が発行されるに至ったかから丁寧に話して、偽札ではないことを説明。無事お会計を終えてもらいました。
お会計を終えた後もそのスタッフは腑に落ちない顔をしていました。確かに2,000円札が流通し始めたのはそのスタッフが生まれる前。また沖縄以外ではあまり流通していないことや、キャッシュレス推奨時代なこともあり「2,000円札なんて知らなくて当然か…」と時代の変化を感じてしまいました。
「使えるものは使ったほうがいいですよ!」 法を味方につけたパートの行動とは(35歳/男性)
うちの店舗には週4勤務のパートの若い女性がいます。パートさんにも有給が発生します。とはいえ、有給は社員の自分もほとんど使ったことがありません。だから「有給は必ず全部消化するもの」という感覚が自分にはありませんでした。しかしそのパートさんは、忙しくなる12月に必ず「有給とります!」といって出勤日数を減らしてしまうんです。
自分の時代には有給があっても、そもそも消化させてもらえないというのが業界の常識でした。それに、パートは社員と違って自分の都合で休みを取れるし、出勤日も調整できるはず。それで、ついそのパートさんに「わざわざ忙しい12月に有給とらなくても…」と言ってしまいました。するとそのパートさんに「使えるものは全部使ったほうがいいですよ? 給料かわんないんだし! もしこれがおかしいというのなら労働基準法違反です!」とバッサリ言われてしまったんです。
昔は有給を消化しないことが当たり前だったのに、今は消化することが当たり前、常識が反対になったのだなぁと、時代の流れを感じました。それでも、消化する時期は選んで欲しいものです。
>彼氏ができたという喜ばしい報告の裏には、何やら危険な香りが…?