頭の中の「夢の美容室」をプロに再現してもらいました
後日、建築のスマイルサービス様からパースが届きました。
-「夢のサロン」パース制作についての概要- 佐々木さんより
地域活性・町おこし的、サロン自体が注目スポットとなりえる海辺のサロンというコンセプトでパースを制作しました。以下がそのポイントです。
①あまり賑わっていない静かなロケーション。髪をケアしながら水槽の色とりどりの魚、開放的な窓から望める海辺を見ながら、バルコニーのテーブルでお茶をするなど、ゆったりと時間をすごせるサロン。そこに訪れること自体が確かな目的となり得る、遠方から丸一日時間を費やしてでも訪れる理由がある。
②非日常空間にするため住居は併設していない。贅沢にスペースを活用している。
③シンプルな外観、サイン類(看板)、若干独創性のある建物形状。
④開口部広めのエントランス。営業中は木製の観音ドアは開放しコミュニケーションを取り易く。
⑤受付枠の壁面飾り収納は背板がなく、奥のシャンプーブース、バルコニー、海辺の景色が垣間見える。
⑥受付・客待ちスペースの天井空間は高めで開放感。横板貼りの壁、左官塗りの壁、古木の梁など演出も。
⑦セット面スペースへは床スロープを降り、一段低いスペースとし、非日常空間への誘い、気持ちの切り替え。
⑧セット面スペースの目玉。円筒状の水槽。受付空間よりも更に高天井な空間。色鮮やかな魚が泳ぐ。
➈シャンプーブースへの導入、手前にバーカウンター風のカラーラボスペース。カラー作業・ドリンク等、複合的なスペース。
⑩シャンプーブースはフルフラットタイプリアシャンプーで多彩なサービスに対応。スパやフェイシャル等。
⑪シャンプー前面の壁面に水槽。色鮮やかな魚群。頭上天井にも水槽。こちらは幻想的なクラゲの演出。開放的なガラス引戸で好天時は開放。海が見え、潮騒を聞きながらのシャンプーでリラックス。
⑫バルコニー。木製デッキ上にテーブル&椅子。作業の終えたゆったり過ごしたいお客様は海を見ながらお茶そして読書など自由な時間を過ごしていただく。
イメージパースを見た竹澤さんの感想!
自分のイメージを具現化していくためには、本当に細かな部分までの共有、具体的な資料、お店をつくり自分が何をしたいのかというコンセプト、これらが本当に重要だと感じました。
自分の頭のなかにある夢のような考えを、現場のプロに理解していただき、二つの違った視点から物事を見て、カタチにしていけたのがとても楽しかったです。
コンセントの位置はどうするかなど、かなり細かい部分まで及ぶ打ち合わせは、本当に自分のお店をつくっているようで緊張感がありました。「お金をどこで借りようか…?」などそこまで考えてしまいましたから(笑)。
お客さまはもちろんのこと、自分たちに関わる全ての方、さらにその周りの方までいい影響を与えられる美容室をつくっていけるよう、今後もやっていきたいなと思います。
独立の夢は思っているより身近なところにある
独立はまだ先と思っていた竹澤さんも、スマイルサービスさんとの打ち合わせを通じて、より店を構えることをリアルにイメージできるようになったようです。きっと、仕事への打ち込み方も、今まで以上に熱くなるのではないでしょうか。
【取材協力】
有限会社建築のスマイルサービス
一級建築施工管理士 代表取締役 橋本 勲さん
設計・デザイン担当 佐々木 雅彦さん
http://www.smile0033.com/index.htm
JEANA HARBOR
スタイリスト
竹澤 幸佑さん
http://www.jeanaharbor.com/salon/ogikubo/staff/28/126.html
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
関連コンテンツ