DIYでのサロンづくりはほんとにお得!? 内装全部をDIYした“DIYラヴァー”、HAIR STUDIO LEVEL・鈴木 真さんに聞きました。
予算内に収める秘訣は、既存の家具のパーツ使い!
−お店を見渡してもIKEAの家具らしいものは見当たらないんですけど?
パーツを使っているだけのものが多いので、外から見たらほとんどわからないと思います。たとえばフロントやキッチンカウンターはIKEAの棚を使ったのですが、脚を取り付け、外側は石膏ボードを取り付けた上から漆喰を塗って、サロンのイメージに合うものに仕上げました。いい機能はそのまま使いつつ、足りない機能やビジュアルをDIYで補うという感じでしょうか。
−もうサロンとしては完成しているように思うのですが、まだまだDIYし続けているんですよね? いったい何をつくっているのですか?
むしろつくりたい物がありあすぎてサロン営業のためにDIYをしているのか、DIYのためにサロンをやっているのかという状態です(笑)。サロン営業で必要な部分はもうできあがっているので、今はもう完全に趣味の世界。お客さまが来店されるたびに何かが変わっていたり、増えているので、面白がってはもらえています。「仕事しなさいよ」って言われたりもしますけどね(笑)。夜中まで僕が作業しているのを近所の方も知っているので、営業後にふらっと立ち寄ってくださる方もいて、近所のつながりができたといううれしい副産物もありました。
今年は待合エリアを充実させていく予定です。ソファをつくり変えたくて、洋裁と溶接を習う予定。これもお客さまの中に教えてくださる方がいて。美容の仕事って人とつながれるじゃないですか。そういう面でもすごくラッキーな仕事だと実感しています。
—お店をつくるうえで、将来のメンテナンスなども考えてつくったのですか?
いえ、ぜんぜん。でも自分でつくったものなので、メンテナンスも自分でどうにかできますし、その都度その都度変えていけばいいかなと。その代わり、DIY自体の構想は何年も先までできちゃっています。楽しいんですよ、本当に。