先輩としてカッコよく決めるはずが…!? 現役美容師が経験した「先輩デビュー失敗エピソード」
新人さんが入り、これまで1年生だったアシスタントさんたちにも初めて後輩ができる4月。カッコよくて頼れる先輩になりたい! と、意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、ときにはそのやる気が空回ったり、見栄を張って失敗したりしてしまうことも…。 そこで今回は、現役美容師が経験した「先輩デビュー失敗エピソード」をお伺いします。
<目次>
>お手本になって賞賛されるはずだったのに…シャンプー練習でまさかの失態!(男性/26歳)
>チラシ配りで負けた理由とは…後輩から学んだ大事なこと(男性/35歳)
>洞察力をアピール! しかし、それがとんでもない失言に…(男性/29歳)
>後輩の髪が大惨事!? 自信過剰が起こしたアクシデント(女性/28歳)
>後輩からも日々勉強! メモを持ってこない意外な理由(女性/27歳)
>遅刻は絶対にダメ! と厳しく指導。しかし、ある日自分も…(女性/25歳)
>怠っていた仕事への努力。思い知らされたある出来事とは…(女性/26歳)
>後輩も困惑!? 張り切りすぎたアシスタントリーダー初日(女性/25歳)
>初心忘れるべからず! お客さまからのキツ〜い一言で反省…(男性/25歳)
>「自分もやられたから」とパワハラ発言連発…その末路とは?(男性/24歳)
お手本になって賞賛されるはずだったのに…シャンプー練習でまさかの失態!(男性/26歳)
アシスタント2年目になったとき、新しく入ってきた後輩にカッコいい先輩だと思われたくて、シャンプー練習の先生役を引き受けました。「絶対にお客さまの洋服を濡らしてはいけないよ!」と、自信満々にネープスルーのお手本を見せる僕。しかしシャンプーを終えてケープを外すと、練習モデル役の子の洋服は、背中までびっちょり濡れてしまっていました。
まさかの大失敗に、後輩も「え…これは…」と動揺。焦った僕は「君たちのやり方だと今みたいになっちゃうんだ! 次は正しいネープスルーを見せるね!」と誤魔化して、なんとか逃げきりました…。
この日を境に、後輩からの眼差しがちょっと僕をバカにしているように感じます。「この人イキがってるわりに失敗してるやん…」と呆れられていたのでしょう。先輩と言ってもたった1年しか変わらないのに、背伸びをして格好つけるもんじゃないですね。「難しいよね。僕もたくさん失敗したんだよ! だから練習して、みんなで上手くなれるように頑張ろう!」と、なぜもっと寄り添った言葉を言えなかったのか…。