これって、もはやカスハラ? 美容師の時を止めた、お客さまからの難癖や難題

 

就職の面接試験に必ず合格する髪型にできなかったのは、僕のせいですか?(30歳/男性)

 

去年の話です。そのお客さまは新規の方だったのですが、就職活動中だったようで「明日、面接試験があるので、合格できる髪型にしてください!」と言われました。無茶難題でしたが、僕は、全体的に長過ぎないようし、前髪はギリギリで眉毛が隠れるくらい、さらに念のため髪を黒染めするスタイルを提案。それでOKということだったので施術しました。

 

1ヵ月後、そのお客さまが怒ってお店にやって来ました。話を聞くと「面接に合格できる髪型をオーダーしたのに落ちた、どうしてくれるんだ!」というクレーム。

 

「面接は髪型だけで合格できるわけありませんよね。もしそうなら、僕が施術した人はどこの面接を受けても全員合格できることになりますよね」と説明。

 

それでもお客さまの怒りは収まらず、白昼の美容室でブチギレ。「もう二度とこんな美容室に来るか!」と捨て台詞を吐かれ、帰っていきました。

 

 

オーダーに答えられるよう、一生懸命全力を尽くしたのに。どうしたらよかったのか…。とても悲しくなった出来事でした。

 

 

割引クーポンが使えないと言うけど、私にはどうすることもできません…!(32歳/女性)

 

うちの店では、お誕生日月に使える10%割引クーポンを発行して、お客さまに送っています。「使用期限はお誕生日月の間」という注意書きを入れているのですが、そのクーポンを利用したいというお客さまがいらして、確認するとお誕生日月から3ヵ月も過ぎていました。

 

「申し訳ありません、お客さま。このクーポンはお誕生日月内でしか使えません。それに、もう3ヵ月が過ぎてしまっているので…」と伝えると「なんでよ! 誕生日の月は忙しくて来られなかったから、しかたないじゃない!」と言われてしまいました。

 

クーポンはシステムで管理しているため、その割引のコードは誕生日月の人のみしか読み込むことができません。「申し訳ありません…使っているシステムの関係でこちらのクーポンは使えません」と伝えても、「いや、割引してもらわないと困る! あっ、そういえば誕生日の月にこちらに予約しようとしたけど、予約がいっぱいだって断られたのよ。割引クーポン使って予約したかったのに、そちらが断ったんじゃない! これって詐欺かなにか!?」と反論されてしまいました。

 

予約もシステムで管理しているので、断ったなんてウソだとすぐ思ったのですが、店長に相談して別の形で10%オフになるようにしてもらいました。

 

受付であれだけゴタゴタしたあとに髪切っていて居心地悪くないのかな? と思いながらも、最後は笑顔で帰ってくれたので一件落着となりました。しかし、ちょっと強引すぎない? と思ってしまいました。

 

>プロフィールに書く言葉も気をつけないと、クレームにつながる罠が

 

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