パーソナルに寄り添える美容師に。SYAN 飯作紗里「美容師ブレイクスルー白書2019」
「2019年の顔はこの人で間違いない!」
2019年、美容業界を賑わすであろう若手美容師に、QJナビDAILYがいちはやくスポットを当て、今後の目標などを聞く「美容師ブレイクスルー白書2019」。
第6回目はSYANの飯作紗里さん。
キュートな笑顔。だけど話すとしっかり者というギャップにキュン♡としたのもつかの間。SYANの創業初期からのスタッフとして、中間管理職スタイリストとして、今できること、これからできることについて思うことを、丁寧に話す飯作さん。
2018年に意識がガラッと変わったという飯作さんの、2019年の展望とは。
Q.2019年ブレイクスルー白書に選ばれた率直な感想をお聞かせください。
A.「半分プレッシャー、半分うれしい」
お声をかけていただいたとき、正直「私で大丈夫かな?」という気持ちはありました。
SYANのオープンから10ヶ月後に中途アシスタントとして入社して5年が経ちました。カリキュラムなんて何もないところからはじまって、いいことも悪いことも一緒に歩んできた。
お互い知らないことはないってほど、話しあったりぶつかってきた代表の野々口や店長の米澤が取材を容認してくれたということで、2019年も頑張ろうって思いました。
Q.美容師として大事にしていること
A.「嘘がないようにする」
私、すごく記憶力がよくて、一度担当させていただくと前回何を話したのか、ほとんど覚えているんです。
今、来ていただいているお客さまの中心年齢層は21〜30代前半。そして圧倒的に女性が多く、8.5割くらいの割合を占めているんです。
この年代って人生の節目になるようなできごとが多いですよね。学校の入学、卒業、就職に結婚…。同年代として、女性の節目に髪を触れられる美容師でいたいと思っています。友だちに髪を切ってもらうような感覚で、サロンに来てほしいですね。
私がSYANを選んだ理由のひとつが、代表が女性であったこと。
うちの母も富山で美容室を開いているんです。母の姿を見ていたから、女性が働くこと・女性美容師像が私の中で確立しているからこそ、女性が代表であるSYANの中で働いてみたいと思いました。大きいサロンではなく、アットホームな空間で働けそうなところも魅力的に映りました。
SYANはオーナーのTEPPEI(代表・野々口さんの夫で共同経営者)と長尾以外はみんな女性。空いた時間は美容トークが止まらないんです。ときには営業後、ふと我にかえると「こんなに時間が経ってたの!?」とみんなが驚いてしまうほど話しこむときも(笑)。
女性って飽き性ですよね。私たち女性スタイリストもみんな飽き性で(笑)、「このカラー剤、今っぽくないよね?」とか、「あのスタイリング剤、使ってみたらすごくよかったから、今度からこっちにしたい」なんて話はしょっちゅう。
飽きっぽいんですが、私たちが飽きてしまったものをお客さまにすすめるのはちょっと違うと思うんです。やっぱり私たちが好きで使っているものでないと全力でおすすめできない。
大きいサロンじゃないからこそできることですよね。
フットワーク軽く、自分の好きなものを好きとおすすめできる正直さを大事にしたいです。
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