人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2019」。 第三回目は、美容師として、女性として2019年にターニングポイントを迎えたBelle Ginza副店長/加藤 千明さん

2018年は国内外でインプットするための一年でした

 

 

Q.2018年はどんな年でしたか?

 

A.「自分探しの年」

 

自分の視野を広げて、今後どう進んでいくのか見つめ直す時間でした。2018年の1年間だけで、バンコク、ロンドン、ハワイ、グアム、シンガポールに行きました。メーカーさんの研修旅行や、社員旅行、プライベートなど目的はいろいろでしたが、これ以外にもサロンの外にいる時間がたくさんあったので、これまでと比べてサロンにいる時間が短かったかもしれません。

 

タイにはメーカー主催の研修で行きました。全国から集まっている美容師さんと話したり、展示会で新しい商品を見たり、刺激を受けましたね。ロンドンでは、国内外でご活躍されている美容師さんとお会いし、店舗を見学させていただくことに。そこで海外展開の考え方などのお話をお聞きして、アジア圏のポテンシャルを感じましたし、日本の技術は世界で認められているので、もっと視野を広げてみようと思うようになりました。

 

 

2018年をあらためて振り返ってみると「自分探しの年」だったのかもしれないですね。自分の中で迷っていた時期でもあったし、サロンから少し離れて休憩させてもらった感覚もあります。私も今年で29歳になるので、女性としてのキャリアプランや、30代に向けてのステップアップなど考えることがたくさんあります。

 

そんなタイミングで、サロン外でさまざまな経験ができたことは大きかったです。ちょっと遠回りしたかもしれないけれど、いろいろな人と出会って、いろいろな話を聞いたりして、それが2019年以降に生きてくると思っています。

 

2020年に向けて「花咲く道づくり」

 

 

Q.2019年はどんな年にしたいですか?

 

A.「重要な準備の年」

 

2019年はターニングポイントになると思います。美容師10年目で、年齢は30歳…もともと10年で花咲くように道づくりをしていきたいと考えていました。とはいえ、すぐに成功する世界ではないと思っています。ですから、1年間しっかりとお客さまと向き合い、数字的な結果もしっかり残し、スタッフの成長も後押ししていきたいです。そうして、2020年を花咲く1年にできたらと思っています。

 

 

2020年は一つの区切りになると思いますが、もちろんその後も美容師生活は続きます。本当に仕事一本でバリバリやるのか、幸せな家庭を築いて仕事と家庭を両立するのかなど、考えていきたいです。ゆくゆくは、Belleで働く後輩たちに、結婚して子どもができても楽しく働けるという道筋を見せてあげることができたら…と思いますし、両立しやすい環境をつくっていくことも自分の役目だと思っています。スタッフとサロンの理想的な関係を築いていきたいです。

 

プロフィール
Belle Ginza
副店長/加藤千明(かとうちあき)

日本美容専門学校卒業後、Belleに新卒入社。約3年半のアシスタントを経てスタイリストデビュー。Belle Ginzaオープンとほぼ同時に副店長に就任。ファッション感度の高い女性たちに、ワンランク上のおしゃれを楽しんでもらう「垢抜けカット」を提案。サロンワークのみならず、撮影やヘアメイク、セミナーなど多方面で活躍している。

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

  2019年ブレイクスルー白書シリーズを見る >>

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

    1 2

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング