今やトレンドサロンの代表格。成長止まらぬ『Belle』の秘密

自分の権限で人を動かす経験をスタッフにも

 

 

-6月に吉祥寺店もオープンされ、現在4店舗。サロン間での感覚や技術の共有はどうされていますか?

 

飯田さん 技術や感覚はなるべくブレないようにしています。合同でレッスンを行ったり、あと全員が顔をあわせる機会も年に数回つくるようにしていますね。ただ地域ごとの特性や客層の違いもあるので、接客などはそれに合わせて柔軟に変えてくようにしています。表参道店と銀座店だと客層が違いますし、吉祥寺店は地域の方もいらっしゃるのでもっと違うと思います。それぞれお客さまに合わせて、店舗の色が出来上がっていっているという感じです。

 

堀之内さん 僕らも各店をまわってサロンワークをしていますが、そういうことはサロンにずっといる人間が一番わかると思うんですよね。ちょうど今、各店の幹部たちに権限を大きく委ねる方向にシフトしていて、そういった部分の判断も彼らの意見を吸い上げて決めるようにしています。

 

-任せられるスタッフも育ってきているのですね。

 

堀之内さん やっぱりそれはサロンとして育てていかないといけない部分なので。とはいえ、幹部になった子たちもはじめは完璧になんてできませんよ。失敗して考えて、また成長しての繰り返し。でも人を動かすときに自分の権限で決めるという経験はすごく責任感がつくので、そういった訓練もさせてあげるのが大事だと思っています。自分たちも含め、常に勉強して成長しあっている感じですね。

 

-スタッフの定着率も高いとうかがっています。

 

飯田 そうですね、あんまり辞めないですね。でも辞めさせないだけでなく、道をつくってあげることも大事だと思っています。今度店長が2人独立するんですが、それも若手スタッフにとって将来の夢が叶うというサロンだと思えるひとつの選択だと思いますし。

 

堀之内さん 復帰を前提にもうすぐ産休に入る女性スタッフもいます。男性も女性もここで働いていたら将来どうなるんだろうという不安を解消してあげるのも、スタッフが長く働きたくなるひとつのポイントかなと。

 

飯田さん そういった将来のことと、はじめに話したデザイン欲を刺激してあげること。サロンとしてはこの2つを軸に運営を考えていっています。だからお店を大きくしたいというのが目標ではないんですよ。

 

 

>「Belleっぽい」テイストの継承の仕方

 

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