13年目に究極のコラボを実現! 日本中の鉄道ファンが集う理容室「BBつばめ」のストーリー

究極のコラボも実現!? 鉄道と理容で培ったコミュニケーションを活かしていく

 

 

自分なりに続けてきて、気がつけば14年が経っていました。本職である鉄道会社の方がお客さまとしていらしてくださるのも、もちろんうれしいこと。ですが、小さいころから通っていた電車好きの少年が鉄道会社に就職するなど、長くやってきたからこそのうれしい話も聞けるようになってきました。

 

昨年はかつて存在していた林業者向けの特別電車「理髪車」の復刻イベントで髪を切らせてもらうという、まさに自分とって究極のコラボレーションが実現しました。出張理容の許可を取るなど準備は大変でしたが、今後も開催されることになったり、DVD化もされたりとうれしい展開になっています。

 

長い期間街に戻れない林業者のために「理髪車」は設置されていました。

 

さらに近隣の施設で行われた「鉄道展」で、子どもたちに“安全な鉄道写真の撮り方”を教えたり、お客さまと電車の貸し切りイベントをしたりと、柔軟にいろんなことをしています。それが巡り巡ってお店の活性化にもつながるんですよね。鉄道と理容で培ったコミュニケーションを活かして今後も活動していきたいと思っています。

 

 

プロフィール
BBつばめ
オーナー・駅長/渡邊和博(わたなべかずひろ)

1970年生まれ、所沢市出身。理容室を営む両親の元で育ち、理容の道へ。東久留米市の理容室に18年勤めたのち「BBつばめ」をオープン。確かな技術とユニークなコンセプトで地元から遠方まで多くの客が訪れる人気店に。

 

<取材・文/若月美沙 撮影/津田聡>

 

 

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