ALBUMのトップ美容師が語るスター美容師の育て方〜NATSUMI×穴井まどか・佐原里奈 編〜

厳しいことを言っても、「こういうことだったんだ」とわかってもらえればそれでいい

 

 

――”ムチ”の役割ということを詳しく聞きたいのですが、NATSUMIさんがスタッフの教育をする上で、どんなことを大切にしていますか?

 

NATSUMI:その人が成長したときに「ああやって言われたのはこういうことだったんだ」ってわかってくれたら私はいいと思っているんです。変な優しさはその人にとっては優しさではないと思うので、言葉は強いかもしれないですけどしっかり伝えて「こうやって言うのはあなたのためなんだよ」というのは最後には言い、あとには引きずらないようにしています。

 

言い過ぎたなっていうときもあるけど「これからの美容人生ここで変わることができたら強くなるから、絶対に今変わった方がいいよ」って。

美容師になったら私とは関係なく自身がどういう美容師になっていくかその人自身の問題です。だから、そこが伝わったらいいなーっていう言い方をしますね。

 

 

ーーNATSUMIさんのそういう愛のある言葉や姿勢は、編集部も以前アシスタントさんのデビューチェックの密着をさせていただいたときにも感じたことがあります。穴井さん、佐原さんがデビューしたときの心境はどういうものでしたか?

 

NATSUMI:本当に嬉しくて泣いちゃうくらいでした。やっぱり二人とも一回で受かったわけじゃなくて何回も何回も落ちて、その度に私もすごく悔しい思いをしたし、「私自身も成長しないとこの子たちも受からないのかもしれない」と考えた時期もありました。だからこそ二人がデビューしたときは「よく頑張ったねぇ!!」っていう気持ちで涙を流しました。

 

>「受からなきゃ」より「お客さまを可愛くしたい」その思いが勝ったときにデビューが決まった

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