夏本番までに覚えたい! キレイに決まる浴衣の着付け
リボン結びの結び方
①まず帯幅3つ分のところにクリップなどで印をつけます。ここが背中の中心になります。
②帯の手先からクリップまでの部分を半分に折ります。
③クリップのところが背中心に来るように一巻きします。
④二巻き目に帯板を入れます。
⑤二巻き目の背中のところで、たれ先側の帯を三角形に折り上げます。こうすると後で結びやすくなります。
⑥手先をたれ先の上にかぶせて、一結びします。結び目を縦にするとほどけにくくなります。この時、手先は肩に預けておきましょう。
⑦たれ先を畳んでリボンを作ります。リボンの幅は大体、肩幅に合うくらいにしてください。
⑧リボンの部分の内側を三分の一ほどずらし、真ん中でひだをつくります。
➈手先をリボンの上から被せて、下から上へと引き抜きます。もう一度上から被せて、結び目の下に手先を入れ込みます。帯の下に出てくる部分は折って中におさめます。
⑩最後に、リボンの羽根を整えて、リボン結びの完成です!
講師の藤井まどかさんいわく、キレイに決まる着付けのコツは、一つひとつ手順を追って、丁寧にやっていくことなのだそう。あまり難しく考えることはないのだとか。ただし、こちらで紹介したのはごく一部。帯の結び方のバリエーションを増やすなど、お客さまのご要望を叶えるための努力は欠かせません。ぜひ、みなさんのペースで見識を深めていってください。
(取材・文/外山 武史)