【YouTube:美容師のハサミ】TONI&GUY雑賀英敏編 海外でも通用するオリジナルのハサミがついに日本で完成!ロンドン仕込みの最新モードなグローバルサロンへ潜入

 

日本ブランドのシザーは世界最高峰だった!

 

雑賀:他国と比べると、実は日本の美容師用のハサミって高価なんですよね。ヨーロッパの場合、スタイリストクラスだと、3〜5万円出せば「けっこう奮発しちゃったな」という感覚なんです。元々、ヨーロッパの人は髪が柔らかいから、そのハサミで成りたってしまうんですよね。

 

 

日本やドイツの刃物ブランドは優秀ですし、イギリスやフランスでは日本ブランドのハサミが人気です。一般的に料理する国は、日本製の包丁が人気という印象を受けますね。そういう意味では日本のハサミブランドの信用は世界一と言っても間違いないと思います。結局、良いハサミは刃がなくなるまで使いますので、10万クラスのハサミは一生使えると思ってよいでしょう。それ以下の価格帯ものは、いろんなものが省かれたりする。

 

 

でもMADE IN JAPANの製品って決して悪くないので、長く使えるんですよね。売れるまでのスタイリストのハサミを見ていると、美容学校生時代にもらったハサミやセニングを今も大事に使っていたりしますね。



 

トカジ:カットする時の音に重みがありますね!

 

雑賀:この切り方がTONI&GUYの流派ですね。一切滑らせないで、斧のように切っていきます。外国人風のマスキュリンな感じですね。ドンと切って、形を強く作っていくみたいな。

 

 

ロンドンで働いていた頃、向こうの人って「手の仕事」にお金を払っているから、セニング禁止みたいな雰囲気があって。全部ハサミとコームでベリーショートも切っていくので、手が痛くなるんですよね。



 

このセニングは跡がほとんどつかない。そしてとても優しいんですよ。ちょっとボカしたいなという時、馴染み感が全然違う。しかもラインも残るんです。顔まわりや前髪など、繊細に質感を出したい時、量を減らしたい時、メンズの刈り上げの段を揃えたり馴染ませたい時にも使えます。




 

 

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プロフィール
雑賀英敏(さいが ひでとし) 
TONI&GUY JAPAN代表取締役/International Artistic Director 
1996年に渡英し、ロンドンのTONI&GUYに入社。アートディレクターとして活躍する傍ら、UKアカデミーにおいてマネージャーを務め、教育にも注力。2010年、ロンドンからTONI&GUY JAPANに移籍。現在、インターナショナルアーティスティックディレクターの一員として世界各国でショー・セミナーやコレクションバックステージを手掛ける。
インスタグラム:hsaiga

 

(動画制作/トカジショウタ)


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