初登場!マルチに活躍するフリーランス美容師・山崎健吾さんが進んできた道、そしてこれから目指す美容業界の未来【前編】

 

カラー技術に特化したオンラインスクール『HAIR COLOR ACADEMY(ヘアカラーアカデミー)』を昨年9月に自社で立ち上げ、会員者数は現在約1400人。SNSでも一貫して技術面で役立つ情報を発信し、フォロワーもサロンワークの顧客も約8割が美容師という山崎健吾(やまざきけんご)さん。“美容師ファースト”でお悩み相談なども真摯に受けているという彼は、いったいどんな人?ということで、これまでの経緯や今後の展開まで、たっぷりお話を伺ってきました。前編・後編に分けてお届けします!

 


 

根っからの職人気質。早くデビューして、成長したかった

 

 

美容師を目指したときから“独立”は頭にあったので、早くデビューして経験を積みたいと思っていました。根底には、有名になりたいという気持ちがありましたね。最初は東京・世田谷を中心に展開しているチェーン店に就職したのですが、そこは頑張れば早くデビューできるシステムがあり、結果1年半でデビューできました。

 

振り返ってみても、早くデビューできて良かったなと思っています。技術面ではデビューの早い遅いであまり変わらない気はしますけど、お客さまの髪にいち早く触れるということは、それだけ責任の度合いも違うので、精神面で早く成長できます。スタイリストとしてお客さまから学べる中身は、全然違いますからね。

 

デビュー後は早く腕を上げて独立しようと考えていましたが、2年目になった頃に「東京で独立しても戦えないな」と思うようになりました。石橋を叩いて渡るタイプなので、勝算がない戦いはしたくない。なので、めちゃくちゃ地元愛が強いというわけではないですが、地元・福島での出店を目指して帰ることにしました。

 

福島ではお客さまゼロからのスタートになります。まずは顧客を増やすために東北で広く展開しているサロンに就職しました。オーナーには独立を考えていることも正直に話して、理解していただいた上での入社でした。

 

>地元・福島で、デザインカラーを売りにしてインスタ集客

 

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