時短で働きながら、顧客数を減らさない方法
時短でもプロ意識は捨てない。スタッフへの配慮も忘れずに!
今は店長職を後輩に譲り、キャリアメンターとして、全店舗85名の女性スタッフの相談役をしています。二人の子育てをした経験が役立っています。親や親戚などの協力者が近くにいない場合、子育てと仕事の両立はかなり大変なことです。だから何か困ったことがあれば、何でも相談してほしいと思っています。
その一方で、少し厳しいようですが、会社としては「出産するから」「子どもがいるから」といって子育て中だからといって、例外が許されるわけではないのも事実です。私は、子どもに何かあったときのために、預け先を3パターンくらい常に準備しておきました。いざというとき慌てなくて済むよう、起こり得ることをシミュレーションしておき、それに備えておくといいと思います。どんなに子育てが大変でも、会社やスタッフのみんなに必要以上に気を遣わせないようにする配慮も、大事にしたいですね。
♦♦♦ 応援メッセージ♦♦♦
出産や子育ては、「自分はどう生きたいのか、自分らしい働き方とはどんなものか」を考え直すいい機会。育児と仕事とどちらをとるか迷うこともありますが、あとで後悔しないよう、自分なりの働き方を欲張りに探してみるといいと思います。「こういう働き方をしたい」と主張するときは、同時に、得られるサポートを確保すること、夫、親、親戚など助けてくれる人への感謝をより強く意識することが大切です。
- プロフィール
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塚田 美由貴(つかだ みゆき)
スタイリスト。「serio anjo」(愛知県安城市)勤務。スタイリスト歴16年。「serio」グループに在籍する全女性スタッフの相談役「キャリアメンター」として活躍。子どもは12歳の女の子と、9歳の男の子。現在、週5日(日・月休み)、平日9:00~16:30、土祝は8:30~16:30の時短にて勤務中。
(取材・文/揚石圭子 撮影/松本寛秀)
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