埼玉県ふじみ野市にある美容室REPLAY HAIR DESIGN(リプレイヘアデザイン)は、店長のFUMIKOさんと、その旦那さんでありサロンの代表のMASATOさん、アシスタントさんの3名で構成されているアットホームなサロンです。FUMIKOさんは一児の母親であり、ヘアアレンジが得意なインスタグラマーの顔も持っています。女性美容師の憧れのライフスタイルを実現している彼女に、その秘訣を聞いてみました。

Instagramのヘアアレンジが来店のきっかけに

2年前、夫婦で独立してREPLAY HAIR DESIGNを立ち上げました。それまでSNSにはうとくて全然やっていなかったのですが、サロンのことを知っていただくきっかけになればと思ってInstagramやブログをはじめたんです。

いざやってみると、トレンドの勉強になるし、自分の実力も客観的にわかるので、すごく参考になりました。だから今はもうSNSは欠かせないですね。特に反響があるのはヘアアレンジの投稿で、写真を見てサロンにきてくださるお客さまもかなり多いんですよ。「ヘアアレンジの仕方を教えてください」と相談されることもしょっちゅうです。おかげさまで、ヘアセットのご依頼もたくさんいただいていて、土日は子供が寝息を立てている時間に静かに起き出して、結婚式やイベント等のヘアーメイクをさせて頂いています　朝日とともに仕事も気持ちが良いですよ

SNSの投稿がきっかけで、私が今育児中ということを知ってもらえるので、小さなお子さま連れのお客さまも増えました。冬休みや夏休みなどの長期休みには、お子さまがたくさんいらっしゃるんですよ。KIDSカットの写真もInstagramで好評です。

世の中のインスタグラマーと呼ばれるみなさんと比べると、フォロワーの数は少ないかもしれませんが、Instagramがお客さまとの出会いにすごく役立っていますね。自分の得意分野で、素敵なお客さまにも恵まれ、今はとてもいい感じで仕事ができています。

「俺、3カ月後にサロン辞めるから」夫の衝撃発言

今、理想的な働き方ができているのは、周りの支えがあるからです。前のサロンで働いているときに妊娠・出産したのですが、会社のほうから「働きやすいように自分で判断して決めていい」と言っていただいて。臨月まで無理のないペースで働いて、復帰の時期も相談させていただきました。会社の理解がありがたかったですね。

無事出産したものの、待機児童の問題があり保育園に入れませんでした。私の体調も思わしくなかったので、半年くらい休むことに。実家の両親や主人の協力もあり、少しずつ仕事に復帰しながら、ご予約を増やしていきました。保育園のお迎えが18時までなので、それまでに仕事を終わらせて、ダッシュで迎えに行き、土日も家族の協力をえられるときは出勤していました。

そんななか、子供が2歳になる前に病気で2週間ほど入院することになり、治療のため二カ月休職していました。そのタイミングで、一緒のサロンで働いていた主人が「お店を3カ月後に辞めるって言ってきたから」といって、独立に踏み切ったんですよ。前々からそういう話はしていたものの、それにしても急だなと思いました（笑）。

本当にありがたいことに、会社から「いつかそういう日がくると思っていた」というようなお言葉をいただき、円満に退社することができました。幸いにも、それまでのお客さまにも、独立のご報告を容認してくれたんです。本当にいろんな人の助けがあって、今があるんですよ。

＞ いい意味での開き直り