メイクテクニックよりも、重要なこととは…? 美容師のためのウェディングメイク講座開講!
ブライダル業界で“こだわり婚”というキーワードがトレンドになっておよそ3年。自分たちらしさを演出できるウェディングパーティを開くカップルが年々増加しています。それに伴いホテルやパーティ会場の専属ヘアメイクではなく、いつもやり慣れている美容師さんにヘアメイクをお願いする人も増えています。
もし、お客さまからお願いをされて、はじめてウェディングメイクを行う場合どうしたらいいんだろう。今回は、表参道にあるGigiでヘアメイクとして活動するmadokaさんにウェディングヘアメイクのコツををお伺いしてきました。
madokaさんにお伺いしたポイントは全部で6つ。
1、カウンセリングのポイント
2、テストメイクのポイント
3、メイクのポイント
4、ヘアのポイント
5、当日のポイント
6、全体的なポイント
では早速見ていきましょう。
1、カウンセリングのポイント
Gigiの場合、披露宴を行う2か月前のご予約をお願いしています。2か月の間にカウンセリングとリハーサルを一回ずつ、それから本番に臨みます。
カウンセリングについては、まず、
①いつものメイクのポイントを聞く
➁やられたくないことを聞く
お客さまの顔を実際に見て私が「この方に似合う」と思うメイクを提案しても、お客さまがそのメイクに違和感を感じてしまい、パーティが終わった後も「やっぱりこうしてもらえばよかった」と後悔をさせてはいけないと思います。私はなるべくお客さまの希望に沿う形でメイクをしますので、されて嫌なことは必ず質問をします。
また、はじめての経験なので迷ってしまい、メイクの方向性も決めかねる方がとても多いです。そんな時は馴れ初めを聞いたり、準備の愚痴(笑)などメイク以外のお話をたくさんします。
そうすると緊張も解けてくるのか、ご自身のお話や、好きなテイストなどをポロポロお話してくれるようになります。そうしたら写真や雑誌を見ながら、「どちらがお好みですか?」と2択で伺って、好みをどんどん絞っていきます。その一連の流れで、お客さまもだんだん好みや自分のしたい方向がはっきりしてきますね。