LECO代表 内田聡一郎×アーティスト tofubeats (前編) 安易に迎合するな 「自分の好きを理解させること」も僕らの仕事だ ~Voicyスペシャル対談~
渋谷のヘアサロン「LECO」の代表、内田総一郎さんは音声メディアVoicy(ボイシー)で「soucutsの美容師ラジオ」という番組を運営しています。音楽プロデューサー、トラックーメーカー、DJ、歌手として活躍しているtofubeatsさんをゲストとして招いたスペシャル対談。ともに業界の第一線を走るお二人が、美容師をはじめとするリスナーに伝えたいメッセージとは? 熱い対談を前編・後編に分けてお届けします。今回は前編です。では早速どうぞ。(※今回の対談はソーシャルディスタンスを保つためリモートにて行っております。)
「美容師歴20年。俺、正直今ちょっと悩んでいます」(内田)
内田: 今回の異業種対談のゲストはtofubeatsくんです。
tofubeats: よろしくお願いします!
内田: 僕自身、音楽が好きでDJやイベントなどの活動をしてきたのですが、一時期、ももいろクローバーZにハマった時期がありまして。それがきっかけでトーフくんの存在を知ったんですけれど。
tofubeats; どちらかというとオタクの横のつながりみたいな感じで、両者を認識していたのが最初なんじゃないかと。
内田: オタクの横のつながりね(笑)。Twitter 創世記の頃だったし、同じようなことをしている人に親近感を持ってつながる時期だったよね。トーフくんが、ももクロの楽曲をリミックスしたりして。そこから、あれよあれよと名前が売れていき、音楽好きなら誰もが知る存在になったわけですね。
tofubeats: イヤイヤ本当にありがとうございます。僕もアー写のスタイリングは内田さんにお任せしています。
内田: 今ではイチ美容師として、またヘアメイクとしてつながっている感じですね。
tofubeats: いつもお世話になってます。
内田: トーフくんはミュージシャンとしてかなりキャリアがあると思うんですけれど、今で何年目くらいですか。
tofubeats: 高校生の時にはギャラ仕事もあったので、13年、14年くらいになりますかね。WIRE10(レイヴイベント)に出たのが17歳なんで。
内田: え! あのときまだ17歳だったんだ!
tofubeats: でも未成年だからクラブに行くと22時に帰らされちゃうんですよ。横でズンドコズンドコやっているのに隣の東横インで寝させられていたんですよね。
内田: あはは(笑)。そう考えると相当ベテランだね。僕は美容師になって今年で20年なんたけど、今悩んでいるんです。
tofubeats: なるほど。どんな悩みですか。
内田: 自分らしい仕事のスタンスやアウトプットに関しては、いろんなところから評価されるようになってきた自負はあるんです。
tofubeats: 不惑っていわれる状態ですね。
内田: でもここからさらに10年続けると考えたときに、自分を超えることがすごく難しいフェーズに入ってきたなと。
>「人が喜んでいても自分が嬉しくないなら、自分が嬉しいほうがいい」(tofubeats)