ボブパーマで飛躍! Un ami omotesandoのmoekaさんが魅せる、手書き文字のおしゃれInstagramとセルフブランディング #Z世代のスター発掘
デビュー2ヵ月でトップスタイリストに昇格
—デビューから2ヵ月後にトップスタイリストに昇格されたと伺いました。スピード昇格ではないですか?
それも、目標の一つだったんです。うちは売上によってトップスタイリストになれるので、余計に3月にデビューしたかったんですよね。結果、デビュー初月の3月とその翌月も、ありがたいことにInstagramからたくさんのお客さまが来てくださいました。その翌月からも増え続け、デビューから数カ月は毎月100名ほどの新規のお客さまを担当していましたね。今は既存のお客さまが100人、新規が40人ほどのバランスで落ち着いています。
—moekaさんの代名詞である、”ボブパーマ”のこだわりはどんなところですか?
ゆるふわ感が出るように、大きめのカールにしているところですね。あとは、後ろのライン感。パーマで毛先が散らないように、プツッと揃うようにしています。見た目は重めに見えますけど、実はかなり軽くしていて、伸ばしやすい仕上がりなんですよ。
それと、パーマはムースでセットするイメージだと思いますが、私は全員オイル仕上げにしているのも特徴です。投稿にも「オイルのみ」と書いているので、「オイルで大丈夫なんですよね?」とお客さまに確認されることもありますね。オイルはほとんどの方が持っていますし、パーマをかけたことでわざわざムースを買うのは大変なので、あえてそうしています。
ただ、私の推しはパーマですが、パーマではないお客さまも多いんですよ。先ほどもお話したように全てのレングスを担当したいですし、他にもいろいろなメニュー提案ができるように、いろんな投稿をしています。
—では、接客面で心がけていることはありますか?
私は、昔から”会いに行きたくなる美容師”を目指しています。技術だけではお客さまは来てくれないと思っていて、定期的に予約してくださるのは、私と話したいとか、会いたいと思ってくれているからかな? と思うので、あえて友達のようにフランクな接客をしています。そのおかげか、スタイルも全面的にお任せしてくださる方が多いんですよね。とりあえず切りたい、スタイルを変えたい、とアバウトなリクエストをいただきます(笑)。
お客さまは自分より少し上の世代の方が多いですが、お母さまを紹介してくださるケースもあって、年齢層は幅広いですね。新規の方と少しずつ打ち解けていく過程は楽しいですし、スタイルを気に入ってくださって施術後にInstagramのDMをいただけたりすると、すごく嬉しい気持ちになります。
Un amiにはママ美容師も多いのですが、先輩方が長く通ってくださる顧客さまを接客しているのを見ていると、いいなと思うんですよね。私も将来的にはリピーターのお客さまで固めていきたいので、長くお付き合いできるように、ということは常に意識しています。
—今後、挑戦してみたいことはありますか?
私は出身が淡路島なのですが、旅行がてら地方から来てくださるお客さまも多いんです。今まで仲良くしてくれた友人や家族に恩返しするという意味でも、地元の関西など東京以外のエリアでも美容師をしてみたい気持ちがありますね。それから、実は小さい頃の夢がパティシエだったので、カフェを併設した美容室もいいな…なんて思っています。
どんな道を選ぶにしても、お客さまが喜んでくださることをしていきたいです。
- プロフィール
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Un ami omotesando
トップスタイリスト
moeka
兵庫県淡路島出身。関西美容専門学校を卒業後、2020年Un amiに入社。2023年3月にスタイリストデビューし、ナチュラルな垢抜けおしゃれパーマを打ち出して一躍人気に。幅広い世代から支持されている。
Instagram:@moeka_unami
(文/織田みゆき 撮影/泉山美代子)