撮影、ヘアメイクに内装デザインも!? 人見知り高校生が「よくばり美容師」になるまで -yukiさん U29次世代美容師-

 

次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。第22回目は、原宿にあるサロン「CORRER(ASSORT GROUP)」で、ストーリー性のある作品を発信しているyukiさん。サロンワークの傍ら、プロからヘアメイクの手ほどきを受け、表現力に磨きをかけてきたそうです。学生時代は人見知りで、マイペースなキャラクターだった彼女が、どんな想いで美容師になり、どんなアシスタント生活を経て、今に至るのかを話してもらいました。

 


 

人見知りでサロンが苦手なのに美容師になったわけ

 

 

子供の頃の私は、「大きくなったらパン屋さんや餃子屋さんになりたい」と言っていたらしいです。多分、なにかをこねるのが好きだったんでしょうね(笑)。美容に興味を持つようになったのは高校生からですが、何かを作りたいという気持ちは物心ついたころからあったのかもしれません。

 

高校時代はファッション雑誌を読むのが好きで、雑誌に載っているヘアサロンに通っていたんですが、人見知りだった私は、サロンにいくとすごく緊張してしまって、そこにいる間ずっと落ち着かなかったんですよ。遺伝なのか、私の母や姉、妹も人見知りで、みんなサロンが苦手だったんですよね(笑)。

 

サロンで切ってもらったあとの髪型は好きだし、本当は美容師さんとも仲良くなりたい…だけど緊張してしまう…。「いっそのこと私が美容師になって、家族の髪を切ってあげよう」と思ったのが最初だったんですよ。

 

専門学校時代は、身近にいる人の役に立つことを夢見ながら、地味にコツコツと勉強していました。唯一、マイペースな私が熱くなったのは、専門学校のカットコンテストに出場したとき。友達の誘いがきっかけでしたが、コンテストの準備をしているときに自分の不器用さに気づいて、ちゃんとやらなきゃって思ったんです。友人と情熱を傾けたコンテストは、今もいい思い出ですね。

 

適当に検索してみたら…Assortとの運命の出会い

 

 

卒業後は、技術力があり、マンツーマンで接客できるようなサロンで働きたいと思っていました。ところが、第一希望のサロンには落ちてしまいまして…。結局秋まで就職先が決まらず、先輩に紹介してもらったサロンを受けて、採用していただくことができました。

 

ただし、いざ働き始めるとそこはとても忙しいサロンで…。朝からずっとシャンプーしているだけで1日が終わってしまうような感じだったのです。想像していた美容師像と随分違い、そのまま続けていたら美容師の仕事そのものが嫌いになってしまうような気がしたので、違う環境に転職しようと考えました。

 

次のサロンが決まる前に辞めてしまったので、1カ月ほどは無職の状態。美容師の仕事がしたくてたまらくなったので、必死で求人情報を集めました。そして、インターネットで「美容師 求人」で検索したら、一番上に「Assort Tokyo」の求人ページが出ていたんです。

 

見学に行ってみると、そこには真っ白で広い不思議な空間が広がっていて、新しいサロンだな、って思ったんですよね。見学後、「一次面接に合格しました」と言われて、その後もトントン拍子で面接が進みました。

 

代表の小林とは最終面接で軽く挨拶だけして、「いつから働けるの?」と聞かれたことを覚えています。私は再び美容師として働けることがうれしくて、「このサロンで働けるのなら、いつからでもいいです」と答えました。

 

>サロンの全体ミーティングで涙を流しながら訴えたこと

 

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