【酸熱トリートメント】今こそニーズ拡大!月間200人の髪質改善を担当する森越道大が最新技術をプレゼン!
森越トークが炸裂!髪質診断が肝心
今日は、酸熱トリートメントの理論とやり方を解説し、しっかりとお見せしたいと思います。よろしくお願いします!
まず今日のモデルさんです。髪質を見てみましょう。クセ毛でハイライトが入っています。酸熱トリートメントをするのには絶好のモデルさんになります。この状態からどこまでキレイになるのか。どんな説明をして、今後どんな形で酸熱トリートメントを提案していくのか。そんな話をしていきます。
髪の毛がしっかりと濡れた状態から塗布していきます。いろんな種類の酸熱トリートメントがありますが、うちではSammyのトリートメントを使用しているんです。かなり傷みが回復します。髪の状態に合わせて濃度を変えていくのですが、今回は10%の酸熱トリートメントを使用します。つけ方はシンプルに、スライスをとって根元から。Sammyの酸熱トリートメントのいいところは、泡状になっているので早く塗布できることです。全体的に馴染ませると、すでに髪の毛のハリが変わっているのがわかると思います。
酸熱トリートメントをする上で、髪質診断することが大事なのですが、この診断の段階でミスしてしまうことも。酸熱トリートメントが効く髪質に対して施術を行えば、絶対効果が現れます。この髪にカラーやパーマを施したらどうなるのか。縮毛矯正してもいい状態なのか。ご来店された時の状態で判断されてませんか? 結論から言いますと、髪質は濡れた時にわかります。
酸熱トリートメントの真実に向き合おう!
・クセが伸びる
・やればやるほどキレイになる
・定期的にやる
全て酸熱トリートメントに対する勘違いなんです。1つずつ解説していきます。
「クセが伸びる」とはどういうことなのか。2018年頃に酸熱トリートメントが初めて出てきた時に、クセが伸びてダメージがなくなるという触れ込みで始まりました。僕はいろんな酸熱トリートメントで検証したんですけど、確かに若干クセが伸びた気はします。そもそもクセを伸ばすことが目的なら、縮毛矯正とかもあります。いろんなメニューがある中で、「クセが伸びるから」という理由でやるものではないです。髪の毛ってダメージによって広がることがありますが、それは間違いなく酸熱トリートメントでキレイになります。それはクセが伸びているわけではないんです。傷みが改善されているんです。
続いては「やればやるほどキレイになる」という勘違いについてです。酸熱トリートメントとは、マイナスから戻すものなので、1回目は効果を感じても、2回目3回目になるとほとんどの人がだんだん分からなくなってきたとお客さまは言います。確かに髪の毛はキレイにはなるんです。でもお客さまには効果を感じにくくなります。
最後に「効果を感じなくなるので、定期的にやりません」。僕は5回以上はやりません。何回やってもキレイになっていないのなら、それは酸熱が効かない髪なのか、技術的な問題なので、そこは見直すべきだと思います。基本的に酸熱は3〜5回でダメージが改善されるので、「定期的にやる」という提案は避けましょう。