「ザ・美容師の髪を考える」ドキュメント!? センパイ! 美容師の髪について語ってください!
美容師の髪には「かっこいい」以上の役割があるもの? 好きなヘアにしちゃいけないの? 前編に続き、「後輩の髪は必ず切る」という3人の美容師に、後輩スタッフのヘアに関する考え方について話を聞きました。
LONESS
センパイ
LONESS 代表 片山 良平さん
美容師が自分のヘアを考える
そこからセンスが鍛えられる
LONESS代表の片山良平さんは「スタッフのヘアは、基本、本人の要望を聞いてからカットする」という。理由は、「自分のヘアをどうしたいか、何がトレンドなのか、考えることが美容師としてのセンスに関わってくるはずだから」。
「美容師になる人って、やっぱりもともとすごくこだわりのある人たちだから、オーダーに即してあげないと、テンション下がっちゃうんですよね(笑)。中には、アレンジが流行っているから、自分もアレンジをお客さまにアピールしたい、という子もいて『なるほど』とこちらが納得させられることもありますし。そういう、勘どころって大事ですよね」
今回カットした原さんは、顔周りをマッシュにしたい、という原さん自身のオーダー。
「原さんは、髪質の問題もあって、ずっとショートなので、ショートについての感度はとても高いですよ。やはり、お客さまもショートの方が多いですし、美容師自身のヘアと仕事は関係が深いと思います」
コウハイ
スタイリスト 原 倫子さん
いつも気になるのは、耳周りです! ショートヘアの場合、私の経験上、ピアスやイヤーカフなどのアクセサリー、帽子使いがおしゃれのポイントになると思うんです。髪を耳にかける方がいいか、軽めにする方がいいか、お客さまとも慎重に決めています。