撮影の味方!? 話題のファッションレンタルを試してみた <対談>NORA Journey代表 田中さん×SUSTINA CCO 斉藤さん
実際のところ、撮影には使えそうですか?
斉藤さん:今はどんな感じで撮影用の衣装を集めているんですか?
田中さん:撮影のたびに衣装を買っていたらコストが合わないので、スタッフに声をかけて私物を持ってきてもらうか、メーカーに頼んでリースしてもらうかしていますね。スタッフの人数が多いサロンや、メーカーとパイプがあるサロンならいいんですけれど、そういうところは少数派です。
斉藤さん:「SUSTINA」は月額5800円(税抜)で無制限で服をレンタルできるのですが、一度にお貸しできるのが5点までなんですね。それで足りそうですかね?
田中さん:一度に5点では足りないので、何人かで契約して使うことになると思います。
斉藤さん:一般ユーザー向けに開発してきましたけれど、そういうニーズがあるなら、一度にたくさん借りられるプロアカウント的なものがあってもいいかもしれませんね。
田中さん:サロンのホームページやSNS、集客サイトなど、作品を披露する場所が増えているので、需要はすごくあると思いますよ。
斉藤さん:撮影で使う場合、取扱いブランドも重要だと思いますが、その点はいかがですか?
田中さん:ほかのファッションレンタルも見たんですが、「SUSTINA」の取扱いブランドがドンピシャですね。ハイブランド過ぎず、マイナーブランド過ぎず、ちょうどいいです。撮影では、見た人に「自分にも似合うスタイル」という親近感を抱いてもらうのが大事なので、身近なブランドが望ましいんですよ。
普段着を借りるのもアリかもしれません
斉藤さん:お客さまの服を買い取って、クリーニングして貸し出すというスタイルなので、基本的に商品はユーズドなんですが、ほとんど新品に近いような服も集まってきているんですよ。これを使いたいという人にどんどん回していって、ユーザーのみなさんと一緒に、シェアの文化を創っていけたらなぁって思っています。
田中さん:撮影以外にもファッションレンタルにはたくさんニーズがあると思いますよ。例えば、アシスタントの子は服にお金をたくさん使う余裕はないから、自分で着るためにサービスを利用するのもいいかもしれない。美容師って、カラーやパーマの薬剤がついて汚れてもいい仕事着と、プライベートできる自己表現のための私服が別々になっていることが多いんです。どうしても服が増えるから、お金がかかるんですよね。
斉藤さん:プライベートで着るならぜひ冒険してほしいですね。いつもと同じものを着るより、いろいろ試したほうが面白いじゃないですか。ファッションレンタルならいくら失敗しても、服が無駄になりませんから。失敗したなーと思ったら返してもらって、また新しいのを借りてもらえればいいので。借りた服が気に入って「ほしい!」と思ったら、買っていただくこともできますしね。