【MASHU副社長・奥裕介】昨年東京に進出し独自の美髪ケアメニューで新規2200人待ち。卓越した薬剤知識を武器に、激化するヘアケア戦線に挑む先駆者が初登場!
マルチタスクで多忙を極め、一旦ハサミを置くことを決意して本部へ
30歳のときに、大型店舗の梅田店に異動になったんです。そこから数年後には梅田のエリアマネージャーも兼任することになるんですけど、僕は昔からずっとケミカルが好きだったんですよ。それで、マネジメントをしながら薬剤についても勉強していました。そこから髪と薬剤の関係性を徹底的に研究し、独自のヘアケア理論を導き出しました。その流れで、いかに髪を傷ませずに施術するのかということに特化していくようになったんです。
そこから商品開発もスタートしたんですけど、サロンワークとマネジメントをしながらの開発はさすがに無理だな…と。おまけに、薬剤が髪にどう影響するのかを深く知らずに使っているスタッフが一部にいることにも気づいてしまって。それで、一定期間ハサミを置いて本部に入り、サロン運営の仕組みも根本的に見直したいという気持ちを社長に話したんです。その間に色々な策を打ち出し、成果が出たのが一年後です。それを機に、副社長のお話をいただいて役員になりました。
実際のところ、独立してやっていけるとも思ったので悩みましたね。その方が楽かもしれないなと。しかしMASHUで学んだ哲学やコンサルの勉強を通じて、気づけたことがたくさんあったんですよね。アシスタント時代、体力的にしんどくても幸せな気持ちでいられたのは、ものごとの捉え方で人生が変わることを学んでいたから。お金が幸せの基準にならないことに早くから気づけたことにも、恩があるなと。それに独立して一人でやるより、今の規模感で僕が味わってきた感覚を次の世代に引き継ぐ方に価値を感じたんです。でも、その一方でサロンを経営する立場として、社員たちの仕事にはしっかり評価し、その対価を払うという責任は感じています。業績に対する報酬制度や、待遇改善なども前向きに行っているんですよ。
>納得のいくケアシステムができたので、美髪は別枠で思い切りやろうと