【MASHU副社長・奥裕介】昨年東京に進出し独自の美髪ケアメニューで新規2200人待ち。卓越した薬剤知識を武器に、激化するヘアケア戦線に挑む先駆者が初登場!
大阪を中心に9店舗を展開するトップサロン『MASHU』から、新ブランドの完全美髪特化サロン『suntie Mn(サンティエムン)』が、大阪と東京に昨年オープン。今年5月には福岡にも誕生します。この新ブランドの総責任者であり、独自の美髪ケアシステム「oooit(オーイット)」の開発者が、新卒入社から次期社長へと昇りつめた奥裕介(おくゆうすけ)さん。ヘアデザインで突出するMASHUが新ブランドをローンチした経緯や、40歳を迎える年に新境地・東京で挑戦することへの想い、今後の展望などを伺いました。
僕のベースにあるのは“お客さまと一生のお付き合いをする”という考え方
地元・大分の美容専門学校時代に、校長がよく言っていたのが「お客さまの死化粧をするくらいの関係性を築け」という言葉でした。あの頃は深く考えていませんでしたが、“技術を提供するだけの関係ではない”という考え方は、僕のベースに根付いているのかもしれません。卒業後、友人の紹介で大阪の『MASHU』に運良く入ることができたわけですが、そこでも “お客さまとスタッフと一生の付き合いをする”という理念が掲げられていました。MASHUでは高い技術だけでなく、”また会いたくなる人というのはどういう人間なのか?”という観点から、接客の本質を教えてもらいましたね。
昔からわりと向上心は高い方で、技術進級は早かったんです。それでも、デビューしたのは26歳。今の業界スタンダードで考えると遅いですよね。でもその1年後に、北堀江店の店長のお話をいただいたんですよ。びっくりしましたし、「チャンスだな」とも思いました(笑)。正直、実力が伴っていないことへの不安も感じていましたが、「リーダーとは」「組織とは」というような哲学をアシスタント時代から叩き込まれていたので、真面目に取り組んでいく、という思いだけで挑みました。
店長の仕事は大きく分けると、”売上”と”人材育成”の2つがありますが、どちらも成長していくという点ではやりがいを感じました。また当時、北堀江で地域密着サロンという形でブランディングしていこうと決めて、スタッフ全員で集客を行ったことも、自信になりました。具体的には、地域在住のお客さまをターゲットに、路上でチラシを配りながらカウンセリングまで行い、来店を促すという人海戦術です。毎月新しいチラシを作成し、ポスティングするという地道な集客作戦が徐々に実を結び、新規顧客も徐々に増え、やがてリピートしてくれるようになりました。スタッフ一丸となって取り組んだ経験は、チームの結束力も高まり、お客さまとの関係性も深まったと思います。
>マルチタスクで多忙を極め、一旦ハサミを置くことを決意して本部へ