“もう一歩先にあるかわいい”を引き出すヒントを大公開! 浦さやかさんのカットでウチの編集長が10歳若返りました!
完全オリジナル! 浦さんの前髪カット術
編集部:いよいよ前髪! クライマックスですね。
浦さん:前髪はどのお客さまも結構生えクセがありますね。髪の生えくせに注意したり、自然におろしたときの状態を見たりすることが重要です。
編集部:一番神経を使うところですね。
浦さん:やっぱり前髪は大事なので。とくに私は前髪のカットで期待されている部分もありますし。
編集部:パッツンと切っているイメージがあります。
浦さん:パッツンと切ることは多くないですね。基本的には細かく分けて切ります。前髪は場所によって、横に流れやすい毛があったり、浮きやすいくせがあったりするので。髪のくせをよく見ながら下の段の毛束の間に、上の段の毛を入れていくようなイメージで切って重ねていきます。
編集部:段ごとに毛束の隙間に上の毛束が入るように切る…その切り方はオリジナルですか?
浦さん:誰からも習っていません。自分が試していいと思ったことをやっているだけなので、自己流ですね。
編集部:簡単に真似できないカット術ですね。そうこう言っている間に、おしゃれなウルフが完成に近づいています。かわいくなってきた!
浦さん:あともう少し前髪を切ります。前髪がイマイチだとガッカリのスタイルになってしまうので。そして、最後に毛先の存在感を出すために、細い束ごとに毛先を少し切ります。そうすると、毛先の束感が出てより締まるんです。
編集部:次はスタイリングですね。
浦さん:ウェットなスタイリングにしましょう。よくワックスは毛先につけるものだと思っている人がいますが、根元からつけてください。根元からつけるとつぶれちゃうんじゃないか思うかもしれないけど、しっかりつけてもらったほうが適度なボリューム感になります。髪のくせを生かすカットをしているので、ちゃんと毛先の動きも出ます。
編集長:男の子たちは毎日、こうやって整髪料をつけているんですね。大変だ。
浦さん:今日は撮影するので、こだわってスタイリングしていますけれど、忙しいときはこんなに手をかけなくても大丈夫ですよ。ざっと付ける感じでもおしゃれに見えるので。顔周りに毛先が落ちてきた感じもかわいいですよね。はい、完成です。