“もう一歩先にあるかわいい”を引き出すヒントを大公開! 浦さやかさんのカットでウチの編集長が10歳若返りました!
「いつもと同じで」とか「おまかせで」という言葉の先を踏み込めず、つい無難なスタイルを提案してしまう自分に気づくときってないでしょうか? 例えば、浦さやかさんのような斬新なスタイルを提案する(イメージの)美容師は、いつもどのくらいまで踏み込んでいるのでしょう?…ということで、今回は浦さんにご協力いただき、ウチの編集長の“一歩先にあるかわいさ”を引き出してもらいました!
「前髪をもっと短くしたかったのに!」っていうお客さま、結構多いです
編集部:「もっと攻めた髪型にしたい」と浦さんに相談にくるお客さまがたくさんいそうなイメージがあるのですが、実際はどうですか?
浦さん:たしかに、「前髪をもっと切ってほしかった」とか、「ショートにしたんだけど、本当はもっと切ってくれていいのにと思った」っていう感じで相談してくる新規のお客さまは多いかもしれないです。私は切るのが好きだし、基本的に相手がどんな人であっても、短い髪型を似合わせられると思っているので迷いなく切ります。
きっと、私の前にお客さまの髪を切った美容師さんは、「この人に短すぎる髪型は似合わない」「髪質的に難しそう」などの先入観があるんじゃないかな。似合う姿を想像できないから、不安で踏み込めなかったのかもしれないですね。「似合わせることができた」っていう経験があれば、踏み込めると思います。
編集部:今日はそんな浦さんに、ウチの編集長の髪をバッサリ切ってもらいたいと思います。
編集長:この1〜2年は役職に就いたばかりだったので、なるべく万人ウケするように無難なスタイルをオーダーしていました。40代って心もおっくうになって冒険しにくいんです。でも、このところ不運が続いていて、ちょっと運気を変えたいので、髪型もガラッと変えたいと思っています。
あと私の髪が湿気に弱くて、すぐ膨らんでしまうんですよ。夫が香港在住なのでよく行くのですが、あそこはすごく湿気が強くて…。ボブくらいの長さだとぼわっと広がってしまうので、それは避けたいなと。ぎりぎり結べる長さにしてもらうか、それともウェットにまとめるか、どうしようかなーって考えています。
浦さん:ショートっていう選択肢はないですか?
編集長:50歳になるまでショートはしないと決めているので…。
浦さん:それなら少し長さは残して、ウェットなスタイリングにするといいかもしれないですね。
編集長:ウェットのやり方を教えてもらえれば…あんまりやったことがないんですよ。
浦さん:じゃあ、ウェットでおしゃれなウルフにしましょうか。ウルフは髪のウエイトが下にあると地味な印象になってしまうので、髪の重心をあげつつ、若々しいデザインにしましょう。あとは前髪をどうもっていくかですね。明るい印象のウルフでいくなら、前髪を切り込んでみてもいいかも。
編集長:前髪を短くするのは抵抗ないです。
浦さん:それなら短めのほうがいいかもしれない。中途半端な長さだと、伸びかけのときに地味に見えちゃうので。かなり印象変わると思いますよ。
編集長:あと一つ、お願いしてもいいですか。新しい髪型になったら着たいなと思っている服があるんです。この服は香港で夜に遊びに行くときに着たいんですけど、今の髪のままでは合わせづらくて。髪型を変えて、似合うようになればうれしいなと思います。
浦さん:わかりました。似合うようになると思いますよ! それでは、シャンプー台でサクッと髪を濡らして始めちゃいましょう!