目指すはお客さまのパワースポット! 笑顔になるカウンセリング動画がトレードマーク、sotaさんってどんな人?

 

ギャップのある中性的な接客と、豪快な笑い声が印象的なカウンセリング動画でバズり中! フリーランスの美容師&ヘアメイクとして活躍するsota(そうた)さんがリクエストQJに初登場です。

明るく親しみやすいキャラクターのsotaさんですが、実はこれまでの美容師人生は波乱万丈だったそう。一度美容業界を離れた過去から、コンテスト出場経験、そして現在バズり中のInstagramのことまで詳しく、そして楽しくお話していただきました。

 


 

違う世界を見たことで、自分の気持ちが本物だと気づいた

 

 

出身は、島根県の松江市です。専門学校に入るときに大阪に出て、就職のタイミングで上京してきました。最初に働いていたのは銀座のサロンだったのですが、その当時、シャンプー指名が120人くらいいて。活躍しているアシスタントとしてある業界誌に載ったことをきっかけに、都内の有名店に中途入社することになったんです。そこがすごく忙しいお店で、朝から晩までシャンプー台から出られないような日々を送っていました。1年半くらい働いたけれど体調を崩して、一度美容師を離れることにしたんですよ。

 

半年くらい、生活のためにカフェと餃子屋さんを掛け持ちして働いていました。アシスタントの頃のお給料は手取りで14万円くらいだったのに、飲食では36万円くらい貰っちゃって、そこで改めて自分がどうやって生きるか考えたんですよね。

自分のやりたいことじゃない仕事で稼ぐ36万円か、本当に好きな仕事でもらう14万円か。それでも、やっぱり美容師に戻ろうと思えたことで、自分の気持ちは本物だなと確信が持てました。

 

 

美容師に復帰するタイミングでsalon dakotaに入って、そこから、私の美容師人生が変わっていったと思います。当時は磯田さん(siki 磯田基徳さん)がいたりして、すごく刺激的な環境でしたし、スタイル作りのベースはdakotaで学んだことが大きいですね。Instagramの世界観作りに悩んでいたら、磯田さんに「一度リセットして、0からやり直したら?」とアドバイスをもらって、それまでの投稿を全部消したことも思い出深いです。

撮影をしたり、ドリームプラスに出場して武道館まで行ったりと、意欲的に活動していました。なにより、dakotaで作品撮りを始めたことがきっかけで、ヘアメイクの仕事が入るようになったんですよ。撮影のモデルさん経由でお仕事をいただいたり、SNSで作品を見た方が声をかけてくれたりして、あれは人生のターニングポイントだったと思います。

代表の小谷さんにはお叱りを頂くことも多かったのですが、ヘアメイクにもっと力を入れたいと思って退社を決めたときに「お前は天才だから頑張れ」と送り出してくれて、すごく嬉しかったのを覚えています。そこから、2店舗を経てフリーランスになりました。

 

全て自分の責任、という環境に身を置くためにフリーランスに

 

 

いくつかのサロンに所属した私がフリーランスの道を選んだのは、ヘアメイクに力を入れたかったのと、一度「すべての責任が自分にある」という環境に身を置いてみようと思ったからです。実際にフリーランスになってみて、自分にはすごく合っているなと感じています。嫌なことや落ち込むことがあっても全てが自責なので納得できるし、人のせいにして逃げてしまうこともなくなりました。自ら学ばないと誰も教えてくれない環境になったことで、改めて技術を磨きたいと思うようにもなったんですよ。いろいろなオンラインサロンに入ったりセミナーに参加したり。それは正社員の時にはやってなかったことですね。

 

 

その後、フリーランスサロンもいくつか経験していますが、前社のNOVANに入ったことも私にとって大きな転機でした。というのも、今たくさんの方に見ていただいているリール動画を投稿することになったきっかけがNOVANのオーナーであるkiyoさんとnaoさんなんです。

実はNOVANに入る前、数年ほどInstagramが伸び悩んでいたんですよ。その状態を打破したいなと思っていたところで、お二人が「sotaさん、動画やりましょう」と背中を押してくれたんです。それまでも色々な人から勧められてはいたのですが、私なんかが出ても誰も見ないでしょ、という気持ちがあって、やっていなかったんですよね。

例えば、女性美容師さんだったら、自分のメイクやファッションについて発信できるし、男性もターゲット層が同性なら需要がありますが、私は自分が男性で、集客したいお客さまは女性。自分のファッションやメイクを載せても集客につながらないので、「自分なんかが出ても…」とずっと思ってたんです。それでも、kiyoさんとnaoさんが何度も背中を押してくれたことで覚悟が決まって、今年の2月からリールを投稿し始めました。

いざリールを載せてみたら…フォロワーは6千人増えて、新規のお客さまも過去一番の勢いで爆伸び(笑)! これは完全にお二人のおかげですし、今でも本当に感謝しています。

 

 

そうした恩があるので、NOVANを離れたのはネガティブな理由じゃないんです。すごく良い環境だったけど、Instagramを見て頂いたら分かる通り、私って笑い声がうるさいんですよね(笑)。それで、周りに迷惑かけてるかも…って気持ちがあったことと、NOVANの前に働いていたサロンは個室だったので、お客さまに「個室良かったよね」と言われることも多くて。より良い環境を提供したいと考えた結果、今のサロンで働くことにしました。

きっと、ここまで働く場所を変える人も珍しいですよね。フラフラしているように見えてしまうかもしれないですけど、酸いも甘いもすべてが今の自分に繋がっていると思うので、所属していたサロンには心から感謝していますし、後悔はないです。

 

>いくつかの段階を経てたどり着いた、自分のファンを増やすSNS

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング