デザインカラー×ボブで注目! SLEEPYの若手スタイリスト髙田樹夏さんが目指すのは、お客さま全員にとってオーダーメイドのヘアデザイン #Z世代のスター発掘

自身のヘアが与える影響が大きすぎた時期から、美容師としてのデザインが認められるようになるまで

 

 

私は少しモードっぽさが入ったデザインが好きで、今はライン感のあるカットとデザインカラーを打ち出しています。そして、それこそが自分の強みだな、と思っています。

SNSは美容学生の頃からやっていて、当時は友達も含めてTikTokでバズったこともありました。でもそれは、当時は今ほど投稿をしている人がいなかったことと、美容学生という肩書きが珍しくて伸びやすかったのもあったと思うんです。というのも、美容師になってから1年半くらいはまったくSNSが伸びなくて。アシスタントなので載せられるスタイル写真もなかったですし…。ただ、デビュー後の集客のためにもやった方がいいことはわかっていたので、セルフスタイリングや自分の写真を載せるようになって、そこから徐々にフォロワーが増えていきました。

と言っても、SNSはわりと漫然とやっていたんですよね。「これはバズるかも」と思ったものでも実際はその通りにはいかないし、SNSに振り回されるのもよくないかな、と。バズり狙いで自分がかわいいと思うものがブレてしまうと、狙っている客層もブレてしまいますし、目先のフォロワー数よりも、自分のやりたいデザインを優先したほうがいいと考えたんです。

 

 

アシスタント時代に自分の写真をよく載せていたので、デビューしてしばらくは、私自身のヘアスタイルの写真を見て、「こんな風にしたい」と言ってくださるお客さまがすごく多かったです。嬉しいことではあるのですが、自分のヘアスタイルが与える影響が強すぎて難しい部分もありました。例えば、私が黒髪のレイヤーロングにしていると、お客さまもそのスタイルにしたい方ばかりになってしまって、私が美容師として提案していきたいデザインカラーにしたいというお客さまはほとんどいなくなってしまったり…。

そこから、自分のヘア以外にも美容師としてお客さまのヘアスタイルをたくさんSNSに載せるようになって、ようやく私自身ではなく、私の作るスタイルを見てもらえるようになってきたところですね。インフルエンサーのように思われるのに抵抗があったのでホッとしましたし、美容師としての自分が認められたようで嬉しかったです。やっぱり美容師は自分が一番じゃなくて、お客さまのスタイルを一番かわいいと思ってもらいたいですよね。

 

 

ありがたいことに沢山の方が見てくださっているので、あまり言わないようにしているのですが…実は、SNSは少し苦手なんです。キャプション欄に長い文章を書くこともあまりなくて、絵文字だけで投稿することも多々。同じようにSNSが苦手という美容師さんもいるかと思いますが、苦手だからといって辞めてしまうのではなく、自分のできる範囲でいいので毎日投稿を続けるのがいいかと思います。どんなものが見ている人に刺さるかはわからないですから。私も、一つの投稿が明日の予約に繋がると思って、続けています。

 

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