Z世代のスター発掘!#恐竜カラー の生みの親はsiki磯田さんイチオシの若手トップスタイリスト!karinさんのセルフブランディングとは?
SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?
今回は、sikiのオーナー磯田基徳さんイチオシの若手トップスタイリストkarin(カリン)さんにインタビュー。Instagramで多くの人が投稿する#恐竜カラーの生みの親でもあるkarinさんは、次々とトレンドを生み出しているZ世代のヒットメーカー。ファッション、ヘア、と美容業界トレンドの最先端をいく頼もしすぎる姿とは裏腹に、目を輝かせて恐竜について語る意外な素顔も。
そんなkarinさんのSNSでのセルフブランディングはどんなものなのでしょうか?
デビュー4カ月後にトップスタイリストになると決めていた
sikiはもともと、2年でデビュ―できるようにカリキュラムが組まれているのですが、実際のところ2年でデビュ―したのは今の時点では私だけなんです。ただ、特別なことをしたつもりはなくて。
入社してすぐの頃に、代表の竜さん(siki代表、伊藤竜)に「デビューまでの期間は全部逆算して進めていかないとダメだよ」と言われて、素直にそれを実践したんですよ。
カリキュラムの進め方は説明されていたので、いつまでにどの項目を合格して、いつからカットに入って、モデルさんは何人やって、と全てを頭の中で細かくスケジューリングして、日々を過ごしていました。
ひとつ技術を身に付けるのにものすごく努力しないといけない人と、なんとなくやれば出来てしまう人がいて、私はちょうどその中間くらいかなと思っています。頭の中で分析して、自分でコツを掴んでから、理論的にインプットして感覚でアウトプットするタイプなので、先輩たちのカットを見ながらいつも「自分だったらどうやればできるのか」を考えていました。
アシスタント時代の経験があったので、デビューしてからトップスタイリストになるまでの期間も全て目標から逆算して動くことが出来たんです。4月にスタイリストデビューをして、その4カ月後の9月にトップスタイリストとして予約枠を広げられるように、何を打ち出すのか、どうやったらお客さまが来てくれるのかを考えて色々なことを発信しましたね。
もちろん簡単に達成したわけではないですが、口だけにはなりたくなくて。目標ははっきりと口にはせず、自分の中で強く決意するようにしています。
学生時代からの「好き」を追い求めて生まれたのが恐竜カラー
学生の頃から、ナチュラルなスタイルもクリエイティブなスタイルも好きだったので、それを融合して可愛いものを作れたら新しいことができるんじゃないかと思っていたんです。それはsikiに入ってからもずっと考えていました。
もう一つずっと変わらないのは、私はヘアと服のバランスが取れていて、トータルで可愛い人が好きということ。なので、お客さまのこれから着たい服や、なりたい自分に合うスタイルを提案するように心がけていて、その中で自分の好きな《派手だけどナチュラルなスタイル》を作ろうと模索して生まれたのが恐竜カラーだったのかなと思います。
私、本当に恐竜が好きなんですよ。実物のようなリアリティがある色のものも、イラストのかわいい感じのものも好きです。カラーモデルさんはお任せで来てくださる方が多かったので、自分の好きな恐竜の色からインスピレーションを受けてカラーをして、それを勝手に恐竜カラーって呼んでいただけなんです。
それを磯田さんが「めっちゃいい!」って言ってくださって、「あ、これいいんだ」と思って。そこから本格的に発信し始めましたね。沢山の方に見てもらえて、タグを使ってくださる方もいて嬉しかったです。私は流行に乗るというよりも、自分が可愛いと思うものを正直に載せ続けているので、それが良かったのかなとも思います。
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