カウンセリングなくして「ハンサムショート」は作れない。一人ひとりに似合わせるための極意とは – Of HAIR 今泉孝記さん
「ハンサムショート」実践編
続いては、長さやカラーなどによるハンサムショートの印象の違いを、実例とともにご紹介します。
仕上がりによる印象の違い
「シャープなラインを残したストレートスタイルは、モード感が強く出ます。よりおしゃれな印象になるので、大人っぽいショートにしたい方におすすめです。一方で、女性らしい雰囲気を好まれる場合は、ラインを曲線に仕上げると、柔らかさが出て、ナチュラルで軽やかな印象になります。」(今泉さん)
襟足の長さによる印象の違い
「襟足を長めにすると、ハネさせたり巻いたりしやすいので、遊び心のあるスタイルに仕上がります。逆に、すっきりとした短めの襟足は、おさまりがよく頭の形がキレイに見えます。スタイルの持ちもよく、伸ばしていきたいという方におすすめです。」
カラーによる印象の違い
「明るいカラーは、柔らかくて、優しく、女性らしい印象になります。寒色系が人気なので、個性を出したいという方には、ピンクやオレンジがおすすめ。暗めカラーは、クールで落ち着いた印象になるので、よりかっこよさを強めたいという方におすすめです。」
重さによる印象の違い
「軽めにすると柔らかくて優しいイメージ。肌感が見えるので、女性らしい雰囲気になります。パーマをかける際には、軽めが必須です。重めは、パツンとした毛先のラインが残るので、クールでカッコいいイメージに。個性的な印象も与えます。」
- プロフィール
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Of HAIR
自由が丘店ディレクター/今泉孝記(いまいずみたかのり)
1987年生まれ。福島県須賀川市出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校出身。2008年にOf HAIRへ入社。年間2500人をショートにカット。インスタグラムの「ハンサムショート」の投稿がおしゃれかつ、わかりやすいと注目を集めている。
(取材・文/池山章子 撮影/河合信幸)