「男性版顔立ちマップ」を参考に眉カットにトライしてほしい

もちろんヘアサロンでも「男性版顔立ちマップ」は役立ちます。男性客は女性と比べると単価が安いですし、ファッション感度も人によってまちまちで、美容師さんが積極的にターゲットにしてこなかった印象があるんですよね。でも今は、男性客中心のオシャレなヘアサロンもありますし、全体的に美意識が高まっています。男性客の施術はカットが中心だと思いますが、これからは「男性版顔立ちマップ」をフックにして眉やメイクへと提案の幅を広げられるのではないでしょうか。差別化にもつながるし、ビジネスにも直結すると思うので、ぜひ活用してほしいですね。

これからメイクを勉強したい男性美容師さんにもおすすめです。何の前提知識もない男性美容師さんが、女性のメイクを勉強するのは少しハードルが高いかもしれません。でも男性に対してのアイブロウを覚えたり、印象を変えるコツを覚えた後であれば、障壁が下がると思います。

しかも、まだカットができないアシスタントさんもアイブロウならできるし、サービスとして組み込むこともできるはず。「就職活動のアドバイスに役立てたい」であるとか「社員向けのセミナーに取り入れたい」など、すでに「男性版顔立ちマップ」に対するニーズが寄せられています。代表的なメイクを動画でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

●「顔立ちマップ」を使い、誠実で明るく、親しみやすい活動的なACTIVEの顔立ちを眉でイメージコントロールする方法

https://www.youtube.com/watch?v=ST_vrY4EdRw

●「顔立ちマップ」を使い、COOLタイプの顔立ちを眉の操作で自在にイメージチェンジする方法

https://www.youtube.com/watch?v=BsAVH1oHDNQ

●「顔立ちマップ」を使い、穏やかでKINDタイプの顔立ちを眉の操作で主張のある、機敏な印象へイメージコントロールする方法

https://www.youtube.com/watch?v=N-J-a_tVEIA

●「顔立ちマップ」を使い、素朴でありながら頑固さを感じさせるMASTERタイプの顔立ちを眉の操作を行うことでCOOLかつシャープな印象へイメージコントロールする方法

https://www.youtube.com/watch?v=J0YOmily39A&t=16s

プロフィール
資生堂ヘアメイクアップアーティスト中村潤

CM、雑誌などのヘアメイクとして、またパリメンズコレクションでは多数のブランドでヘッドアーティストとして活動している。資生堂内では主に宣伝広告のヘアメイク、メンズビューティーの研究を担当。その一方、依頼される業務はメンズからレディース、洋装から和装などさまざま。美容師として約6年の経験のあと、より表現ができる仕事を求め、現在に至る。さまざまなクリエイターが参加する現場が一つになり、作品が生まれる瞬間がやりがい。2008年入社、資生堂ヘアメイクアップアーティスト。

公式YouTube：メンズグルーミングチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCEk8dVVZfct40WYywuzuo0g

長年メンズビューティーを研究しているヘアメイクアップアーティストの中村潤は、　2020年7月4日（土）より男性の美容情報について紹介するYouTubeチャンネル「メンズグルーミング　チャンネル」を開設。顔立ちの分析方法や印象を変える眉のカット方法や描き方、お悩み解決などを、基本と分かりやすいコツを交えて紹介します

ヘアメイクアップアカデミー＆スタジオ「SABFA」

https://sabfa.shiseido.co.jp/

資生堂が長年にわたって培ってきた美容のノウハウを社会に還元し、優れた技術と創造力を持ったヘアメイクアップアーティストを育成することを目的として1986年に開校。創立から34年を経て卒業生は2,000名を超え、広告・TV・CF・雑誌の撮影現場やファッションショーのバックステージなどで活躍するほか、国内外の美容サロンではヘアメイクアップのエキスパートとして活動している。　

（文／外山 武史 撮影／菊池麻美）

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