【3大アート系アレンジャー】どこまでやっちゃう? 卒業式や成人式に求められる記念日ヘアアレンジ最前線! MOTAI×ワタロー×朝日美月祈

【mitsukiさんの成人式ヘア】

 

ミツキさんは実はモタイさんのお客さんでもあり、ワタローさんのお客さんでもあったという事実が判明し、大盛り上がり。最後に、昨年スタイリストデビューしたばかりというミツキさんの成人式ヘアをチェック!

 

金箔が光る華やかピンクショート by mitsuki

 

 


水引きアレンジのタイトボブ by mitsuki

 



ミツキ: ヘアセットに関してはインスタで個人で予約を取っているんですけど、今年はボブとショートの方が多かったです。1枚目の子はもともと黒髪で、その場でダブルカラーでピンクにして、カットしてヘアセットをしました。ショートはセットできないと思われがちですけど、そんなことはなくて。“特別感”を出したかったので金箔を付けて、ヘアーカフを耳に付けました。




モタイ&ワタロー:可愛いね。

 

ミツキ:2枚目はタイトなボブのスタイル。紐を水引きの形に見立てて、なんちゃってウェーブで自分が可愛いと思う形に作りました。フィーリングで、その場で手を動かしながらスタイルを決めています。カラー、セットで4時間くらいかけました。

 

モタイ:そのアイデアの引き出しって、どうやって出てくるのか気になります。普段、どういうものを取り入れてるの? 

 

ミツキ:美容学生時代にウィッグで作っていたアップスタイルとかコンテストが原点ですね。ひと癖ある感じが好きなんですよ。お客さんは人とかぶりたくない子がほとんどだと思うんですけど、個性的にしようと思っても、やりすぎると馴染まなかったりしますよね。なので、自分の中にある引き算のバランスはいつも意識しています。




ワタロー:即興でやって、終わってから「もっとこうすれば良かった」とかあったりしますか?

 

ミツキ:あとで写真を見返したときに、「ここをこうすればもっと可愛かったかな」という個人的な反省はありますね。でも、その時じゃないと出てこない発想ってあるじゃないですか。前もって決めるとキレイ過ぎてつまらなくなっちゃうし、現場で生まれる発想を大事にしています。

 

モタイ:ミツキちゃんは、今回、成人式ヘアは何人くらいやったの?

 

ミツキ:今年は成人式前日に3人、当日に17人やりました。1時間枠で前日の夜中12時から翌日の12時までやって、そのあと通常営業。寝なかったです(笑)。

 

モタイ&ワタロー:やば!!

 

 

ミツキ:今年から東京店に異動したんです。だから最後の名古屋勤務だったというのもあって、頑張りたくて。成人式のヘアセットのために三重とか岐阜からも来てくださったりしたので。一生に一度のイベントに関われる感謝もありましたし、美容師で良かったなと思いました。お客さんの要望を聞いて、そこにプラスで自分の色を付けることができて、唯一無二のヘアセットができあがるじゃないですか。美容師としての功績を残せるのが魅力ですね。

 

モタイ:ある意味、表現者タイムですよね。その自由が許されるイベントなんですよ。毎回すごい領域からスタートするので、なんとか成立させたいとチャレンジもするし。


 

ミツキ:そうですよね。期待に応えていきたいし、信頼を掴んで、いずれ結婚式とかその先も関わっていけたらいいなと思っています。体力がもてば、もっともっとやりたいです。卒業式も20人くらい、すでに予約が入っています。

 

ワタロー:100人チャレンジやってよ。

 

ミツキ:やりたいです!伝説作りたいですね(笑)。

 

 

プロフィール
MOTAI(モタイ)/sai(サイ)代表

原宿にあるカリスマサロン『Wille』を経て、表参道にプライベートサロン『sai』をオープン。今年1月、原宿竹下通りに移転リニューアル。最高級の薬剤を使い、髪のダメージを最小限に抑えた大人のデザインカラーには定評があり、唯一無二の派手可愛いヘアセットも大人気。
Instagram:@ motapan

 

プロフィール
ワタロー(渡辺拓郎)/ CODE+LIM(コードプラスリム)・LIM TOKYOクリエイティブディレクター

ベルエポック美容専門学校卒業後、『LIM』に入社。大阪で4年間アシスタントを経験したのち、東京に異動。「CODE+LIM」で現在は店長を務める。サロンワークをベースに、ヘアメイクや美容学校講師、セミナー講師、コンテスト審査員としても活躍中。
Instagram:@wataro0821

 

プロフィール
mitsuki(朝日美月祈)/jurk(ユルク)スタイリスト

日本美容専門学校を卒業後、都内有名店1店舗を経て名古屋のjurk(ユルク)に入社。今年1月、表参道に『jurk tokyo』が出店したタイミングで帰京。デザインカラーとイベントのヘアセットを強みに、人とかぶらないスタイルで多数の顧客を抱える注目のスタイリスト。
Instagram:@ mitsuki_jurk

 

(文/織田みゆき photo/久保田健斗)

 

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