【3大アート系アレンジャー】どこまでやっちゃう? 卒業式や成人式に求められる記念日ヘアアレンジ最前線! MOTAI×ワタロー×朝日美月祈

 ワタローさんの成人式ヘア

 

続いてワタローさんた担当した成人式ヘアの中から、特に印象に残ったヘアを紹介してもらいましょう!

 

見る角度で印象が変わる360度アレンジ by ワタロー


 

巫女をイメージ!和テイストのロング by ワタロー

 

 

ワタロー:成人式は、新しいと思えるシルエットとか物の使い方とか、似合わせとかを一緒に作っていく共同作品、というのが僕の中のポリシーです。意気込みとしては、軽いコンテストに近くて。

 

モタイ:カウンセリングはするんですか?

 

ワタロー:事前にやりますね。だからお客さんのインスピレーションが元になっています。1枚目の子は、見る角度によって違うスタイルに見えるというのがコンセプト。カラーは前日にやりました。うちはチームLIMで着付けからするので、みんなで「可愛い!」と絶賛しながら、めちゃめちゃ盛り上げます(笑)。そういう体験も、お客さんにとっては価値がありますよね。

 



ミツキ:嬉しいですよね。思い出に残りますし。

 

ワタロー:2枚目の子は、3日前くらいに「助けてください!」みたいな感じで連絡をくれて。美容系専門学校の子で、髪は腰くらいまでのロングです。和な雰囲気にしたがっていたのと、ファイバーチューブみたいな物を持ってきてくれたので、後ろ姿は巫女みたいな感じにしました。

 

ミツキ:お二人とも完全なオリジナルスタイルですね。

 

ワタロー:そうです。お客さんは衣装に強いこだわりがあるのですが、ヘアスタイルに関しては完全に僕にお任せという感じでした。

 



モタイ:こういう記念日のヘアセットは、毎回貴重な壁をいただけるというか、表現力を試されてる感がありますよね。成人式と卒業式って、その人の一生の思い出に残るからこそ、満足してもらえたら「任せてよかったな」と思われる。あとは、ずっと通ってくれる方の節目ですよね。前髪カットでしか来なかった中学生が、「もう卒業するの?」みたいな。

 

ワタロー:分かります。17歳から見ている子が成人して「もう20歳?」みたいな流れがめちゃくちゃ多いので、そこまで成長していく姿を見られるのも嬉しいし、共に成長できる時間を味わえるのは美容師の醍醐味ですね。10歳以上離れている子たちとの会話の中で、価値観とか美意識に触れられるのも勉強になります。その子の大事な成人式で指名してくれるというのは、なかなかの話ですよね。そこからの結婚式とか、人生の節目を担当させてもらえるような自分でいたいし、それを再認識させられます。一生懸命死ぬ気でやろうと思いますね。

 



ミツキ:話が変わりますけど、私、今日のこの取材はすごく感慨深くて…。私が美容師1年目だった時、初めてワタローさんと会ったんです。その時お会いするのは初めてだったんですけど、尊敬するワタローさんにヘアカットしてもらいたくて。あと自分の悩みを相談して、ワタローさんからカツを入れてもらうことも目的でした(笑)

 

ワタロー:そんなに僕はカツキャラでもないんですけど(笑)、 ミツキさんは当時はまだ駆け出しで、パーソナルな部分をどう表現すればいいかで悩んでたよね。でも、今回こうして僕たちとこの場に立っているんだから。ほんとにすごいですよ。立派になって!(笑)

 

ミツキ:私もお二人とこうして並んでいるのが、すごく嬉しいです。

 

>【mitsukiさんの成人式ヘア】


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