【YouTube:美容師のハサミ】Y.S.PARKの生みの親パーク・ヤンスー氏登場!ブラシやコームでお馴染みの最強ブランド誕生秘話、必見

 

パークさんが愛用する「美容師のハサミ」!

 

 

続いて、普段のサロンワークで使っているハサミをご紹介します。基本はメガネタイプ。今の人気の主流はオフセットだと思います。でもいきなりオフセットから入っている人には、残念なことに、ハサミのニュートラルポジションがわからないまま使っていることが多いと思います。

 

 

素材はダマスカス。硬い鉄と柔らかい鉄が16層になっています。それが柄になって表面に見えます。一般的にダマスカス素材のハサミは、刃と持ち手を溶接でつけていることが多いんですね。ですがこのハサミは、全ての波動がダマスカス。柔らかさを出すには「軟鉄を使う」こと、「カーブをつくる」ことが必要です。

 

 

でも軟鉄を使えば刃が持たない。硬い鉄を使えばカチカチになる。だからこのダマスカスは柔らかい鉄と硬い鉄が混ざっていますから、刃持ちが良くて柔らかいんです。

 

 

僕が目指したのは、「今日切ったのに、3日前にカットしたようなヘアライン」です。ということは、毛先が少し不揃いな方がいい。そのカットを再現するためのコームは、お客さんの指くらいがちょうどいいと思って、こちらのコームが誕生しました。

 

 

このコームはテンションがかからないから、この髪のクセの通りにカットできる。コームでクセを伸ばして切っちゃって、あとでチョップカットで毛先をジグザクにする。それなら最初からルーズなテンションでこのまま切る。そうしたら一度のカットで不揃いになります。

 

日本の場合は、正しいハサミの使い方はこう、という決まりがありますよね。静刃と動刃があるので、静刃の方は動かしたらいけないのかといったら、そんなことはないんです。フレンチの場合は、指を深く入れて、ジャンケンのグーのような形でカットします。どちらでも使えるよう、選択で切るようにハサミのリングはあえて大きくしています。

 

 

続きはYouTube動画でチェック!

 

 

波握英珠(パーク ヤンスー)

Young-Soo Park

1952年、東京生まれ。ロンドン・パリ・バンクーバーのヘアサロンにてスタイリストとして勤務。1980年、東京・代官山にY.S.PARK Co., Ltd.(美容室)をオープン。ファッションショー(クリスチャンディオール)、東京コレクション、TV「夜のヒットスタジオ」他、数々のヘア&メイクを手掛ける。1986年、「世界のベスト」誌(イギリス)にてベストヘアドレッサーに選出。1987年、Y.S.PARK Professional Inc.設立。頭髪化粧品・美容道具などを開発。近年は教育分野にも視野を広げ、世界各国での講習活動も積極的に行っている。

インスタグラム:@y.s.park_professional

 

(動画制作/トカジショウタ)

 

 

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