【SHEA.坂狩トモタカ】動画もCheck!プリカールの質感のカギはカットの削ぎにあった!?極上マイルドに切れるハサミに驚愕!
必見!坂狩さんのヘアカット実演
トカジ:続いては坂狩さんに実際のカットを見せていただきたいと思います。
坂狩:初めのベースはこんな風にガッツリ切ります。僕はブラントよりも、ラインはレイヤーの角度でイングラっぽく切っていくことが多くて、それを切るためには毛束をちゃんと捕まえて、イメージ通りちゃんとハサミで描けないとダメだと思っています。
(と言いながら、ザクザクザクッとハサミを動かしていく坂狩さん)
トカジ:ザクザクッて、切っていく音も心地いいですね!
坂狩:その一方でドライカット用のハサミは、めちゃくちゃマイルドなんですよ。質感調整では削ぎがポイントになってくると思うんですけど、ハサミを持つ手を柔らかく動かすと、髪も柔らかくなるんですよね。自分の描きたい柔らかさをハサミを通してダイレクトに伝えることができます。カットの始めはなめるように、そして毛先の方はちゃんと切れるように抑揚をつけるんです。どちらかと言うと感性に合わせて切っていけるハサミですね。
トカジ:なるほど。直感的に手の一部のような感覚で切れるんですね。
教えて。坂狩さんのハサミ遍歴
坂狩:美容師になった最初の頃は超安いハサミを使っていました。でも次第に自分のカットの色が出てくるようになると、自分のこだわりでどれくらいの刃の長さがいいか、切れ味の好みも見えてくるんですよね。そのくらいになってから自分のハサミを作った方がいいと思います。
若いうちに「自分はこれだ」とハサミを決めこんでしまうと、自分の世界が狭まるじゃないですか。成長している時はニュートラルなゾーンに身を置いていた方が可能性が広がるし。僕自身もSHEA.のオーナーになるまでは、探り探りでしたよ。
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坂狩トモタカ
福岡県出身。資生堂美容専門学校卒。都内1店舗を経て、AnZieへ入社。AnZie代表を務めたのち、2018年9月にSHEA.をオープン。年間50本以上のセミナーをこなすことで業界から注目を集め、一般誌や業界誌からのオファー多数。根元をふんわりと立たせたひし形シルエットが特徴的なプリカールをSHEA.で考案するなど、大人可愛いスタイルを発信中。
Instagram:@shea_sakagari
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トカジ ショウタ
美容学校卒業後、GARDENに入社。現在、武蔵小杉のNEUTRAL DOORで週1日ペースで美容師をしながら、動画クリエイターとして活動中。最近ではドローン撮影技術も習得。美容メーカーやメディアを拠点に、美容業界の新たなポジションを確立中。
Instagram:@tototokaji
(文/リクエストQJナビDAILY編集部)