【SHEA.坂狩トモタカ】動画もCheck!プリカールの質感のカギはカットの削ぎにあった!?極上マイルドに切れるハサミに驚愕!

セニングとベースカットにもこだわりがいっぱい

 

 

坂狩:セニングについては「刃に溝があるとブツブツ切れてしまうので、そこが斜めになっていて、なおかつマイルドに切れるセニング」を求めていました。カタい質感はラインで切れるんですけど、柔らかさを出すにはクリエイティブな部分が求められると思うんです。一番柔らかくなるセニングを探し求めた結果、この両刃のハサミが一番マイルドに量感が取れたんです。やっぱりセニングにはセニングらしい質感が出ます。最近は最後の微調整の時でしか出番はないのですが、僕としてはコレが永久に使うセニングですね。

 

 

トカジ:続いてベースカット用のシザーを見せていただけますか?

 

坂狩:かたやベースカット用に関しては、刃先から刃元までバチッと切れるハサミなんですよ。以前は短いハサミを使っていたこともありました。でも自分のカットのスタイルが作られてくると、リズムが出る長いハサミをベースカットで使いたくなって。長いハサミの方がパワーがあって、切っていて心地いい感じもしますよね。

 

僕が使っているルミエールは全般的にそうなんですけど、腱鞘炎にならないハサミなんですよ。ちょっとした開閉で、普通のハサミより大きく開閉できる仕様になっています。12月とか繁忙期になると手が痛くなっていたのですが、これに変えてからは全く痛くならなくなりました。

 

 

ベースカット用のハサミのこだわりは、刃先の先まで1本も逃さずに切れること。チョップカットで切る時もそのままのラインが出るくらいパワーがある。スタートのベースカットはリズムに乗ってくることが大切なので、僕にとっては「切りたくなるハサミ」ですね!

 

 

あとはSNIPSの由藤さんが作ったレザーも使っています。このレザーの重みでリズミカルに切れるような感覚があるし、このフォルムもとても美しいですよね。レザーの中でも一番マイルドに切れるというところで、こちらを使っています。

 

以上、レザーも合わせてこちらの5丁で全てのスタイルを作っています。

 

>必見!坂狩さんのヘアカット実演

 

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