【NOBU表参道NNN】これぞプロの視点! 最速カットを支えるこだわり抜いた道具選びに目から鱗! 自分の指に合わせたオリジナルシザーを開発者自らPR!?
とことん無駄を省く精神はカットにも!
NOBU:僕が早く切るには理由があります。一つはアシスタントをつけたいんです。よく「教育するのは嫌だ」と言うじゃないですか。僕はそれが逆で、アシスタントをつけて鍛えるのが美容師の仕事だと思っています。1枠なら一人、2枠なら二人。美容師のカットの技量が高ければ、その枠を広げていい。もし僕が3枠使って、カットから始めるでしょ。その時にちゃんと臨機応変に施術内容をズラせて、ヘルプができるかどうか。その対応力を高めていくための教育を美容師ができるかどうかがポイントです。
(ここから実際にカットしていきます)
NOBU:めっちゃパワーがあるんですよ。最近流行のショートボブなども、お客さんの見える位置から切っていくんです。どうしようっと下から切っても意味がないので、前から切って、もう戻れなくします! だからよくお客さんにも言うんです、「もう戻れないよ」と(笑)
トカジ:NOBUさんのカットはどういうところで学ばれたんですか?
NOBU:学んでないですね。尊敬する人いるの?とか聞かれても、いないんですよね。上手いなと思う美容師はたくさんいます。毎日、自分も練習したいし、もっと上手くなりたいし、みんながライバルだと思っています。入社1年目の子すら、僕のライバルだと思っているんですよ。その子らがインスタで当たったり、撮影を僕より多くしたり、指名が多かったら、うわーダメダメ、ガンバルっていう思考になる。一生現役ですからね。
美容師は楽しいですね。もう美容のことしかやってないですから。飲みに行ったときにも、美容の話ばかりです。
トカジ:喋りながらも、しっかりハサミは素早く動いてますよね。実際に営業中もそんな風に喋っているんですか?
NOBU:ずっと喋っています。アシスタントにも言ってますが、技術できなくても喋れ、と。喋れないんだったら、美容師しなくてもいいんじゃない?と思っちゃいますね。将来、スタイリストになった時に絶対に返ってきますから。
ALBUM SHIBUYAのNATSUMIがアシスタントについていた時は、ずっと喋っているんです。お客さんにスタイリングのやり方などを教えているんです。そういう子は絶対に伸びますね。なので喋ってほしいなと思いますね。
トカジ:NOBUさんのカットの方も解説してもらえますか?
NOBU:ウエイトの位置を決めちゃって、ぶち当てて切るんですよ。このハサミのパワーがあるので…。ほら、もうここにレイヤーが入っています。エレベーションは切らないです。僕だけに分かる道があって、ああココだなという。何万回もやっているので、もうミスはないですね。
バランスを見ながら、狙って切って。ハサミのパワーがあるからできるんですよ。
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- プロフィール
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NOBU
NNNプロデューサー
大阪府出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒業。大阪、東京の有名サロンを経て2014年よりALBUMのプロデューサーとして活躍。独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も多数。2021年12月に自信初のプロデュースサロン『NNN』をオープン。サロンワークを中心に、雑誌撮影やショーのヘアメイクの仕事も数多くこなす。
インスタグラム: @nobuhair
(文/QJナビDAILY編集部 動画制作/トカジショウタ)