【NOBU表参道NNN】これぞプロの視点! 最速カットを支えるこだわり抜いた道具選びに目から鱗! 自分の指に合わせたオリジナルシザーを開発者自らPR!?
オリジナルシザー、誕生までの裏話。
NOBU:このハサミは僕の指の長さに全部合わせているんです。長いハサミを持つ美容師さんが多いですけど、僕に限っては短い方が小回りが効く分、施術が早いんです。あと僕は柔道をしていた時に、骨折してしまったので、手を回しにくい。短いハサミの方が回しやすいです。
以前、長いハサミを使っていた時には、指にタコが出来て、骨があたるくらいになって。カットするたびに痛すぎて。するとTOGINONの社長さんから「そのハサミでは選手生命が絶たれるから、ハサミを作らせてほしい」という話になったんです。1年以上試作を繰り返し、シリコンを入れて手に負担のかからないハサミが出来上がったんです。あと遊び心でね。僕はシルバーアクセが大好きで、CODY SANDERSONがすごく好きで、それと似たようなモチーフを入れました(笑)。これだけに2、3カ月かかりました(笑)。
またカーボンが入っているので、油をささなくても半永久的に滑って切れるんです。短ければ短いほど、根元の方が切れやすいので、めちゃくちゃパワーがあります。スパスパ切れます。
ハサミって普通は真っ直ぐなんですけど、このハサミは握ってすぐに指が入れられるようにあえて斜めに返しているんです。
トカジ:引っ掛ける程度でいいんですね!
NOBU:そうなんです。普段のサロンワークではこんな感じです。
(ワゴンの上にあるハサミを、ササッと持つNOBUさん)
トカジ:そちらはセニングですね。
NOBU:これはまだ発売はしてないんですけど、研究に研究を重ねて、ようやく最終段階に入ったセニングです。ここにメモリがあって、大きくすけるのが好きじゃないので、18%くらい。面白いのが内側からかえすと梳きバサミ。逆側からはレザーになるんです。
トカジ:おおおー!
NOBU:この1本には、「レザー」と「梳きバサミ」の両方の機能があるんです。レザーに持ち替えている時間がないので、僕は。きっとこの商品は売れると思います!(笑)
ALBUMの時には6列とか7列の予約でやってきて、全てカットから始めるので、普通のハサミでは疲れる。今は4、5列でやらせてもらっていますけど、僕の仕事のスタンス的にもサロンワークが主体なんです。週5は絶対出る。生涯現役と謳っています。