モタイ：セニングも同じくネットワークのもので、35％です。ドライカット用もハサミは、ストロークカットやスライドカットなど使い分けをしています。ちなみにドライカット用は、いい感じで切れないのが気に入っているんです。切れすぎないで、適度に抜けていくというか。だから最後の質感作りには絶対に外せない。

トカジ：いい感じの摩擦がある、ということですよね。

モタイ：それ！それ！その表現、素晴らしい！

トカジ：もし次にハサミを買うとしたら、どんなものが欲しいですか？

モタイ：5インチくらいの小さなハサミが欲しいですね。PEEK-A-BOOさんで使われているような。顔まわりのカット用に欲しいんです。トカジさん、使っています？　

トカジ：普段から使っています！　使い続けていると、手が痛くなるのかなと思ったけど、案外大丈夫でなかなか使用感はいいです。確かに顔まわりのカットにはすごく向いていますよ。

モタイ：ハサミって年1回ペースで欲しいなと思うんですよ。合う合わないとかもあるかもしれないけれど、新しいハサミを手にした瞬間、初心に戻れるような感覚があって。

＜まとめ＞

お互い初対面であるにもかかわらず、ハサミを目の前にした途端、まるで昔からの知り合いのように言葉を交し始めたお二人。またトカジさん自身も美容師なだけに、ハサミへの興味から次々と質問し、それに対して丁寧に答えてくれているモタイさんの姿が印象的でした。

ハサミの取材後は、今度はカメラの話で盛り上がり、トカジさんがモタイさんへ撮影時の設定方法についてのプチレッスンへ展開。新たなコミュニティの誕生を予感した瞬間でした。

プロフィール

Sai / MOTAI

都内に数店舗を構えるカリスマサロン、原宿のWilleを経て、表参道にプライベートサロン「sai」をオープン。髪のダメージを最小限に抑えた大人のデザインカラーや卒業式や成人式にぴったりの派手かわいいヘアセットが人気。

プロフィール

GARDEN NEUTRAL DOOR スタイリスト・映像クリエイター／戸梶翔太（とかじ しょうた）

1993年生まれ。高津理容美容専門学校卒業。2014年『GARDEN』入社、2019年5月より『NEUTRAL DOOR』勤務。縮毛矯正やデジタルパーマに定評があり、明るく気さくな人柄と丁寧なカウンセリングにお客さまからの信頼が厚い。2017年より映像制作の活動をスタートし、現在では映像クリエイターとしてもアパレルブランドや芸能事務所など多くのクライアントから依頼を受け、国内外問わず活躍。ヘアメイク、撮影、編集、音楽編集、モデルキャスティング、ディレクションまでこなす。

（取材・文／QJナビDAILY編集部）

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