【KUNIメンズラピス】渋谷から最新メンズデザインを発信するMen’s Lapisから「美容師のハサミ」動画レポート。フェードカット実演も必見
KUNI:最初にDetailerを使って刈っていきます。幅も広いし調子もいいし、これを使うことで仕事が早くなりました。なかなか売ってないんですけど、もしフェードをやるに方はDetailerはおすすめです。この工程って、慣れているとサクサクいくんですけど、慣れない人には左右大丈夫かなとか、時間かかってしまうところですよね。
次にクリッパーに持ち替えて、最初はコームをあてながらフェードのウエイトラインを作っていきます。髪の長さ関係なく、これで一気にウエイトラインを作っちゃいます。本来は3mmつけて、4mmつけてと徐々にボカしていたんです。でも結局、忙しくなってきたら【0.8mmで手動で作ったれ精神】でやるようになりました。昔はフェード用のコームも使っていたこともありましたが、どんどん無駄を省いてミニマムスタイルでやっています。
そのあとクリッパーを閉じます。本来なら3mm、1mm、4.5mmとアタッチメントを段階的に使ってフェード部分を整えていくんですけど、このクリッパーで全工程を整えていきます。慣れてないと難しいですが、ある程度極めていけばフェードとして成立しますからね。最初に作ったウエイトポイントを絶対に崩さないようにキープしつつ、ならしていきます。
このやり方は1日20人〜30人切るような、時間のない人にはおすすめです。美容師さんの性格にもよりますが、カットが早い方がいい人にはこのやり方でどんどん練習していった方がいいのかなとも思います。
うん、これで完成ですね。
トカジ:フェードカットで意識していることはどんなことですか?
KUNI:自分で満足してしまったら、そこで成長がストップすると思うんで。彫刻家のようにめっちゃ削って削ってキレイにしようという精神でやったら自然と上手くなると思う。あとは色彩ですね。頭には凹凸があるので、形というよりは色で判断することですね。
- プロフィール
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Men’s Lapis
代表/KUNI
都内サロン勤務を経て、メンズ顧客を中心にフェード、ハイトーン、 パーマを提案。顧客の劇的変身ビフォー&アフターが 自身のインスタグラムで注目を集め、新規顧客が殺到。渋谷の メンズヘアシーンを席巻中。2021、2022年2年連続メンズスタイル部門受賞。
Instagram:@kunikuni99
(文/QJナビDAILY編集部 動画制作/トカジショウタ)
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