【トカジショウタ×リクエストQJ】YouTube人気企画「美容師のハサミ」制作裏話。カリスマ陣は撮影裏でもすごかった!
世界的ブランドのY.S. PARK代表、ヤンスー・パークさん
編集部:さて、お次は世界の名だたるブランドとして君臨するY.S. PARKの代表、ヤンスーパークさんです。実際にご本人にお会いして、どんな印象をもたれましたか?
トカジ:美容学校時代から愛用していたY.S. PARKのブランドの生みの親ですからね。お恥ずかしながら、ブランド名がそのままご本人の名前だったということも、取材をきっかけに初めて知ることができました。きっと視聴者も、特に若い世代の方はいろいろと驚かれたんじゃないかなと思います。
編集部:ちょっと意外なことだと感じたのが、セット面の鏡についての話。サロンワークとして使うには、正確に鮮明に写し出される鏡が求められるのが当然でしょと思っていたんです。でもパークさんは「鏡は鮮明に見えてなくていい」と。それもまた新しい価値観というか。確かに、現実の自分の姿を目の当たりにして落ち込むかも…(苦笑)
トカジ:鏡はちょっとボケているくらいのほうが、お客さまが安心するとおっしゃられていましたね。それも一理あると思います。Y.S. PARKさんでは、オリジナルの木製のワゴンも作られているんですけど、引き出しの裏側まで色を塗られていて。一つひとつの物を大切に愛されている方で、見えないところまで気遣われていて魅力的な方だと思いました。
「2階建てのサロンで、下から見たときにプラスチックだったり、色が違っていたらダサいじゃない?」と。「誰も見ないけどそういうこと」と言われて、そこまでのこだわりを持っている人がどれくらいいるのかな?と。デザインされた商品、一つひとつに意味があって、それに全て答えられる人って、なかなかいませんよね。
編集部:ハサミの開発にも6年以上かかっているとおっしゃられていましたけど、パークさんは「ハサミよりコームが重要」と言い切っていたのが印象的でした。100種類コームを作っているけど、それでも足りないと。
トカジ:デザインを決めるのはコームだとおっしゃられていましたよね。それは間違いないな、と思いました。スタイルは髪の毛を角度とひねりでカットして作りあげるので、デザインを作っているのはハサミ側じゃなくコーム側の手なんですね。「コームの隙間でテンションも合う髪質も違うので、いろんなタイプのコームがあって当たり前」とおっしゃられていて、すごく納得しました。
編集部:Y.S. PARKのコームは、ロンドンのサスーンでも使われていますし、世界の美容師から認められた美容ブランドです。貴重なお話が聞けて、本当に勉強になりました。パークさん、ありがとうございました!
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