【美容師のハサミ】PEEK-A-BOOアートディレクター福井達真編/90年代レアもの〜最新まで、スパッと切れるハサミ

カット技術を学ぶには、道具の使い方も大事。ベーシックな姿勢を見直そう!

 

トカジ:あちらには、何やら重厚感のある黒い箱が置かれています。もしかして福井さん専用のシザーケースですか?

 

福井:そうです。出張などで移動する時にはこのRIMOWAのケースを使っています。しかしサロンワークでは基本的にハサミを出したままにしていますね。コロナの影響もあるので、ステンレストレーに乗せたままにして、そのまま消毒したり。

 

トカジ:ところでPEEK-A-BOOのスタッフみなさんは、同じハサミを使っているんですか?

 

福井:若いスタッフたちは7万円くらいのPRIMEを使っていますね。そしてスタイリストになってからは、デビュー祝いということでFK-LIMITED MASTER SCISSORSという15万〜20万くらいのモデルを使うようになります。

 

 

トカジ:全員がPEEK-A-BOOのハサミを使うことで、技術を統一させているんですね。

 

福井:ウィッグカットの時も、同じ道具で揃っていた方が統一して教えやすいですからね。コームもPEEK-A-BOOのものを使っていますし、みんな同じフォーム(姿勢)で同じ切り方をします。ただ、切る道具は同じでも、作るデザインは別でいいんですよ。ですけどPEEK-A-BOO出身の人間って、この動きでわかりますよね(笑)

 

(と、話しながらコーミングの動作をする福井さん)

 

トカジ:コーミングですね? コームの動かし方もカリキュラムの中にあるっていうことですか?

 

福井:3本指が上、親指と小指が下になるように持ちます。この持ち方を指にタコができるくらい練習するんですよ。やっぱり道具の使い方って大事なんです。ハサミを持つ時も体に負担をかけないフォームを徹底的に習得するんですよ。

 

 

プロフィール
福井達真 フクイ タツマサ 
PEEK-A-BOO

京都府出身。1994年、ル・トーア東亜美容専門学校卒業後、PEEK-A-BOOに入社。2014年、アートディレクターに就任。現在、銀座の並木通り店店長を務める。ビジュアル制作全般にも造詣が深く、自前のライカを使ったスチール撮影や動画制作の分野でも精力的に活動中。

Instagram:tatsumasafukui

 

 

プロフィール
GARDEN 【NEUTRAL DOOR】     トカジ ショウタ

美容学校卒業後、GARDENに入社。現在、武蔵小杉のNEUTRAL DOOR で人気スタイリストとして活躍中。またその一方で、動画クリエイターとしても頭角を現し、美容業界の新たなポジションを確立中。

Instagram:@tototokaji

 

 

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