はんぺん×TENDO×munico×トカジショウタ、髪とシネマティックの融合。Z世代の感性と創造性、最高のコラボレーション。

 

サロンの垣根を越えてコラボ動画を制作した背景

 

QJ編集部:先日、はんぺんさんとTENDOさんが共同でコレクション動画を撮影され、しかもその撮影を担当したのがmunicoさんとトカジさん。豪華メンバーによる今回のコラボ動画が実現した経緯について教えてもらえますか?

 

 

TENDO:はんぺん君とは同じ歳ですし、打ち出すスタイルも似てます。周りの人から見ると、僕たちはライバル関係のように思われているかも。たぶん僕たちって、好きなことも似ているし、クリエイティブなことへの捉え方も似ている。だからこそ、僕たちが手を組んで一緒に何かをやったら面白いんじゃないかなと思って。

 

はんぺん:サロンワークで売り上げと結果を出していくことはもちろん大事ですけど、その一方で僕はブランディングにも力を入れています。シーズンコレクションって、今までの感覚ならスチール写真で制作するもの。でも僕は昨年、それを動画でやったんです。この時、動画制作に入ってくれたのがトカジさんでした。僕のサロンは埼玉県大宮市にありますが、郊外にありながらも常に最先端デザインを意識しています。審美眼の高いお客さまに支持されるサロンであり続けるためにも、上質なビジュアル発信は絶対です。不安定な世の中だからこそ、自分たちの立場を明確にして、本質を伝えていく攻めの姿勢が必要だと考えています。

 

 

TENDO:僕もはんぺん君と同じように、動画はブランディングに必須だし、ブランディングとプロモーションは両輪と捉えています。なぜなら美容師としてお客さまに提供したいという思いや価値観って、動画の方がダイレクトに感じてもらえるから。僕の方も昨年、同じように動画でシーズンコレクションを制作していて、その制作を担当したのがmunicoさん。だったら一緒に制作したら面白いんじゃないかな、と。トカジさんもmunicoさんも、美容師でありながら動画クリエイターとして活躍している。これこそコラボの極みかな、と。

 

はんぺん:動画って、普段インスタで撮影している写真とは全く別物なんですよ。動いているものだから一発勝負のような緊張感もある。偶然の産物のようなクリエーションも面白いし。

 

 

TENDO:それに動画で撮った場合は、インスタ投稿でやっているようなリタッチ修正ができない。1枚に作り込む写真とは違って、動画って完璧なものを見せ続けることができない。完璧なシーンもあれば、不完全なシーンもある。それが魅力なんですよね。SNSがこれだけ世の中に浸透してしまった今は、キレイごとの世界観を取り繕うことはむしろリスクだと思う。何かしらの具体的なファクト、リアリティがあってこそ見ている人は心を開いてくれるものです。そして見せる動画を作るからには相応のクオリティが不可欠です。

 

トカジ:ブランドサロンとしての立ち位置を色濃く描写していくためにも、スタジオではなくロケで、ショートフィルム制作の手法を選びました。僕もmunicoさんも、やるからには情緒的なストーリーを盛り込みながら映像美で勝負したいという思いがありました。ロケ地は城ケ島で、三浦半島の南端の自然に恵まれた島です。撮影する側にとってはいろんな背景で撮影できる絶好のシチュエーションでした。そこでTENDOさんとmunicoさん、はんぺんさんと僕とそれぞれがチームを組んで撮影を行いました。TENDOさんのサロンikiのコレクション動画はmunicoさんが制作します。そして僕ははんぺんさんのサロンREDEALのコレクション動画の制作を担当しています。当日はドローンも2機くらい飛ばしましたよね。

 

 

 

はんぺん:事前の準備もかなり入念に行っていました。モデルが決まってからはTENDO君とショップ巡りして衣装を用意したり。現場でアイロンを使うために電源確保用の大型バッテリーも購入しました! ちなみに動画の中ではお互いのモデルがゲスト出演する形でコラボしています。同じロケ地、同じ時間帯で撮影していますが、それぞれのクリエイターの色が違うので見比べてみると面白いと思います。完成した動画はインスタグラムやサロンサイトを中心にお客さまに向けて発信していきます。

 

nao(munico):TENDOさんとの動画制作では、動画の絵づくりに関しては完全に任せてもらえたので。TENDOさんが仕上げたモデルに対して、こちらで撮影していく感じで完全な分業制。事前準備として、ミュージックビデオを見まくって、本編全体の色彩トーンや質感、世界観の描き方などのアイデアを膨らませていました。あとTENDOさんが好きなカルチャーも映像の世界観にプラスできたらより「ikiらしさ」が表現できるかなと思ってHIPHOP系アーティストの映像もたくさん見ました。

 

 

kiyo(munico):一つのチームとしてこの動画を完成させたいという思いがあってこそ、こういうクリエイティブワークが完成します。様々な動画が世の中に溢れていますが、そこに埋もれる動画であっては意味がありません。それにikiさんの動画ではありますが、見てくれた人にはこの動画をきっかけにmunicoのファンになってほしいという思いも正直あります。動画の魅力は、完成したアウトプットの映像だけでなく、制作現場で共有した経験も含めて僕たちの価値になるということ。映像というツールを軸に、お互いの信頼関係があってこそ形になった企画です。

 

TENDO:municoさんとの撮影では、いつも積極的にコンセプト作りから加わってくれています。撮影前に見せてもらった絵コンテもすごかった! もともとkiyoさんはイラストレーターとしても活動しているような方なので、もう絵がプロレベルなんですよ。まるで漫画のようにストーリーができていてビックリしました。

 

 

kiyo(munico):僕はイラストを描くのも好きだし、ストーリーを考えることも好きなんです。撮影は僕とnaoの二人で行って、撮影した素材を元に僕がざっくりとした仮編集を行います。そしてnaoが色調整や最終的な微調整を行って最終的な本編へと仕上げていきます。今回の動画は海が舞台なのでそのスケール感を最大限に演出で使いたくて。広いところから狭いところへ、狭いところから広いところへという感じで作ったんです…。きっと意味がわからないですよね!?(笑)。なかなか言葉では伝えられない(苦笑)

 

 

>動画だからこそ叶えられる世界観づくり

 

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