インバウンド、モタパンチャンネル、コスプレ、社員食堂導入まで ——話題に事欠かない、MOTAIさんの“今”を徹底分析!
フロアが外国人のお客さまだけになることも!
編集部:Instagramなどを拝見すると、海外からのお客さまもすごく多そうですね!
MOTAI:海外からも結構いらっしゃいますよ。アジア圏が一番多くて、中国、韓国、台湾からいらっしゃるお客さまがいますね。あとはヨーロッパやアメリカからInstagramを見て来ましたっていうお客さまも増えてきました。
これは日本のお客さまも同じなんですけれど、コミケとかライブに来たときに、推しの髪にしていきたいからっていう理由で来てくださるお客さまが多いですね。あと、ウチほど振り切っているサロンもあんまりないから、ここでしか味わえない体験として楽しみにしてくるお客さまもいます。フロアが外国人の方だけになることもあるんですよ。
編集部:海外のお客さまの場合、日本語がわからない人がほとんどじゃないですか?
MOTAI:そうです。でも、推しのマンガとかアニメとか、お互いに知っていることについてコミュニケーションをとるわけだから、大体なんとかなっちゃうものなんですよ。
お客さまのために1日3回もキャラ変することも…!
編集部:Instagramで「コスプレ営業」をされていますが、いつもコスプレなんですか?
MOTAI:いつもではないのですが、頻度は結構高いです。お客さまから予約時に「○○さんでお願いします」とオーダーがあった場合、そのキャラクターのコスプレをしてお迎えしています。これ、1日に3回予約が入って、3人とも別のキャラクターだった場合、変身するのがめちゃ大変なんです(笑)。
編集部:たとえば、どんなパターンがありましたか?
MOTAI:『ブルーロック』の絵心さんに始まり、『ぼっち・ざ・ろっく!』のきくりさん、そして、『斉木楠雄のΨ難』の斉木さん…みたいな感じですね。着替えるのも大変なんですけれど、やるからには口調なんかもそのキャラに寄せなきゃいけないし、動きづらいキャラクターだと営業が至難の業になりますね(笑)。
お客さまと楽しみながらコスプレ営業
編集部:キャラクターの情報のキャッチアップも大変ですよね。
MOTAI:話題のアニメなんかは全部見るようにしていますし、最近だとゲームのキャラクターとかのオーダーも増えているから、そっちも知っておかなきゃいけなくて。もともと好きでやっていたことなんですけれど、最近はもう仕事の一環ですね。
編集部:Instagramで発信しているスタッフさんの動画でも、みなさんコスプレしています。
MOTAI:「もたぱんチャンネル」のことですね。あれは、スタッフのよい面を引き出して、たくさんの人に知ってもらうことが目的でやっています。見た目とギャップがあるスタッフも多いので、そういうのが垣間見えるようにしたいなと。スタッフの中からスターが誕生することを願ってやっているんですよ。